2018年 メイバンク選手権

マレーシアでの欧亜ツアー 石川遼「相変わらずショットが大事」

2018/01/31 18:05
石川遼は開幕前日にコースの練習場で調整した

◇欧州&アジアン◇メイバンク選手権 事前情報(31日)◇サウジャナG&CC(マレーシア)◇7186yd(パー72)

シンガポール、ミャンマーで行われた日本ツアーのアジアシリーズを終えて、石川遼はマレーシアに飛んだ。2月1日(木)に開幕する欧州とアジアンツアーの共催競技「メイバンク選手権」に初出場。シーズン序盤の3連戦を締めくくる。

石川は過去に同国での米ツアー「CIMBクラシック」への出場経験があるが、今大会のサウジャナG&CCは初体験。30日(火)にプロアマ戦に出場し、初体験のコースをチェックした。前週末に体調を崩したこともあり、ティオフを翌日に控えた31日(水)はコース内での練習に終始。「だいぶダルさもなくなった。鼻声ですけど大丈夫です。ちょっと風邪気味でした」と、午後から3時間半ほどパット、ショット、アプローチとボールを打ち込んだ。

前週の「レオパレス21ミャンマーオープン」は67位で予選落ち。「スイングの悪い癖が出た」と振り返る。インパクトで体が早く開き、手元が浮くという悪いスイングを修正すべく、ティをさした状態から2Iでのショットを繰り返した。「今は2Iが自分のバロメーターになっている。つかまっている良い球が打てると、結構1Wでも同じようになる」という。アップダウンの多い7186yd(パー72)のコースは、比較的1Wを使う機会も少ない。

「相変わらずショットが大事になる。ティショット、セカンドの安定感の必要性をコースに対して感じる」。前年大会の優勝スコアは通算19アンダー。最終日に首位と6打差の9位から出たファブリシオ・サノッティ(パラグアイ)が大逆転優勝を飾った。

グリーン上でのボールの転がりが不規則で、忍耐力も求められそうな4日間。パターは昨年の「カシオワールドオープン」(11月)からピン型を使い続けたが、ここへきてエースのL字マレット型に戻す可能性も高い。「L字のほうが操作性が自分では良く感じるので、タッチを優先させてやっていきたい」とティオフを見据えた。(マレーシア・シャーアラム/桂川洋一)

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