欧州男子ツアー

最年長39歳と最年少18歳 谷原秀人がコンワットマイと勝利

2018/01/12 19:17
バーディ締めで勝負を決めた谷原秀人(右)に駆け寄るパチャラ・コンワットマイ

◇欧州アジア対抗戦◇ユーラシアカップ 初日(12日)◇グレンマリーGC(マレーシア)◇7004yd(パー72)

アジアチームではSSP.チャウラシア(インド)と並んで最年長となる39歳の谷原秀人は、最年少18歳パチャラ・コンワットマイ(タイ)と組んで、アレックス・ノレン(スウェーデン)、ポール・ダン(アイルランド)ペアを2アップで撃破した。

「どれだけ(コンワットマイを)リラックスさせるかが、僕の役目。それが果たせて良かったです」と谷原は微笑んだ。タイの若手にとってアジア代表として臨むチーム戦は初体験ということもあり、スタート前から興奮気味だったという。

「朝なんてすごい緊張していて…。『普通にプライベートゴルフをしろ』って。『これは試合じゃないぞ』」と声を掛けて、落ち着かせたという。月曜日、火曜日と9ホールずつの練習ラウンドも一緒でアプローチを教えたという。

「谷原さんにたくさん教えてもらった」とコンワットマイ。この日は谷原が6バーディを奪った一方で、コンワットマイは2つのチップインを決めて恩返し。ペアの勝利に貢献した。

あすのフォアサムも同じコンビで挑む。対戦相手も、きょうと同じくノレンとダンのペアになった。「ノレンはきょう、1人で8バーディも獲っていたので『やめてくれー』と思っていた」と振り返った谷原だが、1つの球を交互に打っていく方式では、2人のかみ合わせが重要になる。チームアジアの最年長&最年少コンビに、これからも注目だ。(マレーシア・シャーアラム/今岡涼太)