欧州男子ツアー

ジョン・デーリー「ワイルド」から「マイルド」へ

2001/07/24 09:00

全英オープンの前週に行われたスコティッシュオープン(ロック・ロモンド/スコットランド)で3位タイの成績で終わったジョン・デーリーは、まともな人生を送ると改心し、リターンマッチを披露した。あるスコットランドの記事で、彼が改心したことを表してから、「ワイルド」から「マイルド」へ変わったと書かれていた。

「僕は今は真の友人に囲まれているけれど、以前は僕に何かを求めてくる人ばかりだった。そんな人とは交際することをやめたんだ。」
「50人ものひとからアドバイスをうけなくてもいい。もうそういうのはうんざりだ。誰もがそうだと思うがね。」

デーリーは、1997年にキャラウェイと契約を結んだが、飲酒及びギャンブルで違反を犯したため、契約を破棄された。契約は、医者の治療のもとに、という内容が含まれていたが、彼いわく、医者のいうこと聞いたことが大間違いだった。

「みんなの意見を聞いていたら、治療中の二十日ねずみの気分だった。子供たちが寄ってきてもソファーから立ち上がられないほどエネルギーがなく、ゴルフの練習さえできなかった。260ポンドにまで太ってしまい、それでも食べた気がしなかった。これは治療のせいに違いないと思い、治療を絶った。そうしたら、3ヶ月で32ポンドも体重が減り、今までにないエネルギーを感じたんだ。」

デーリーは、初めから自分を信じていれば良かったと語る。

「それだけが後悔だ。2,3年ほど、良いプレイを逃した感じがする。スランプからもっと早くに立ち直れたと思うんだ。」
「育った環境(アーカンソー)は、8歳からビールを飲みながら釣りや狩りをするところだった。そういう自由な環境だった。それしか僕は知らなかったんだ。」 (GW)