2011年 ドバイ・ワールドチャンピオンシップ

歴史的快挙を成し遂げたL.ドナルドのコメント

2011/12/12 11:57
父の死という悲劇を乗り越え、欧州&米国ツアー賞金王という快挙を成し遂げたL.ドナルド【前田直子(マエティコ)】

「ドバイ・ワールドチャンピオンシップ」を3位でフィニッシュし、米国、欧州両ツアーの賞金王タイトル獲得という前人未踏の快挙を成し遂げたルーク・ドナルド(イングランド)がインタビューで心境を語った。

「とにかくうれしい。ここ数ヶ月間、ダブル賞金王のタイトル獲得を望んできたし、そのために努力してきました。『チルドレンズ ミラクル ネットワーク クラシック』で勝てたことがタイトル獲得の可能性を大きく引き寄せたことは間違いないと思います。そして今大会でレース・トゥ・ドバイ(欧州ツアー賞金王争い)を制し、ダブルタイトルを獲得という歴史を作ることができました」。

今年2月にアリゾナで行われた「WGC アクセンチュアマッチプレー選手権」で今季1勝目を挙げると、5月のウェントワースで開催された「BMW PGA選手権」では、プレーオフでリー・ウェストウッド(イングランド)を破り世界ランク首位に立った。そして7月、「バークレイズスコットランドオープン」で今季3勝目を挙げ、「チルドレンズ-」の4勝目で米国ツアーの賞金王タイトルを逆転で勝ち取った。

そんなドナルドは、先月、父の突然の訃報を受けた。「プレー中、何度も父の事が頭をよぎりました。父が生きていればとても喜んでくれたと思うし、きっとハグしてくれていたと思います」。これまでの思いがこみ上げドナルドの目に涙が溢れた。

2011年 ドバイ・ワールドチャンピオンシップ