欧州男子ツアーが2024年シーズン概要を発表 日欧共催大会は御殿場へ
欧州ツアー(DPワールドツアー)が14日、2024年シーズンの概要を発表した。23年11月の開幕戦「フォーティネット オーストラリアPGA選手権」および「ヨハネスブルグオープン」から、24年11月の最終戦「DPワールドツアー選手権ドバイ」まで5大陸で44大会を開催。賞金総額は1億4850万ドル(約216億円)に上る。
今年4月に行われた日本ツアーとの共催大会「ISPS HANDA選手権」(24年4月25日開幕)は会場を茨城県のPGM石岡GCから、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースに移した。
新たにシーズンを「グローバルスイング」(23年11月~24年8月)、「バックナイン」(9月~10月)、「DPワールドツアー・プレーオフ」(11月)の3フェーズに分けた。
最初のフェーズの「グローバルスイング」は「オープニング」「インターナショナル」「アジアン」「ヨーロッパ」「クロージング」の5シリーズで形成。各シリーズにボーナス(シリーズ王者に賞金20万ドルなど)があり、2つ目のフェーズ「バックナイン」への出場権を争う。
「バックナイン」は、ニック・ファルド主催の「ベットフレッド英国マスターズ」(8月29日開幕)でスタート。2024年のPGAツアー・フェデックスカップポイントランク上位者15人(欧州ツアーメンバーは除く)にも出場資格がある。
シリーズ終了時のレース・トゥ・ドバイランキング(ポイントランキング)110位までが翌シーズンのシードを獲得し、上位70人が最終フェーズ「DPワールドツアー・プレーオフ」に進出する。
プレーオフは「アブダビ選手権」(11月7日開幕)、フィールドを50人に絞り込んだ最終戦「DPワールドツアー選手権ドバイ」(11月14日開幕)を行う。
最終的なポイントランキング上位10人には米ツアー出場権が与えられる。また、2025年シーズンは12月、ゲーリー・プレーヤー主催の「ネットバンク・ゴルフチャレンジ」で開幕する。