2021年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ

モリカワに続きマキロイも 幸運の17番は誰に微笑む?

2021/11/21 11:31
17番で岩の上からの2打目に臨むロリー・マキロイ(Andrew Redington/Getty Images)

◇欧州男子◇DPワールド ツアー選手権 ドバイ 3日目(20日)◇ジュメイラゴルフエステーツ・アースC(UAE)◇7675yd(パー72)

大会2勝のロリー・マキロイ(北アイルランド)と、レース・トゥ・ドバイランキング1位のコリン・モリカワが同組で回った大会3日目。浮島グリーンの17番(パー3)でドラマは起こった。

左奥に切られたピンに対し、マキロイのティショットはやや短く、一度はグリーンをキャッチしたものの左手前の池の方へと跳ねて行った。だが、池の縁の岩に当たって跳ね返り、垂直にそそり立つ芝に寄り添うようにして、岩の上でピタリと止まった。

マキロイと、キャディのハリー・ダイアモンド氏はそのライを見たときに、昨年のTPCボストンの2番ホールで、池の縁から打ったものの土手に跳ね返されて池に消えた出来事を思い出したという。キャディは「戻って(ドロップゾーンから打って)も4を取れる」とそこから打たないように懇願したが、マキロイは「強く上から打ち込めば、跳ねて奥のバンカーまで運べる」と打つことを決意。そのリカバリーショットはグリーンの反対側のバンカーのわずか手前にとどまった。

Rory McIlroy's 17th hole was eventful...#DPWTC | #RolexSeries pic.twitter.com/YSiMmRipnr

— DP World Tour (@DPWorldTour) 2021年11月20日

3打目のアプローチはもう少しでチップインかというショットで、ボギーの「4」。マキロイは「勢いを保つ重要な4だった。おかけで18番では良いショットを2打続けて、バーディを獲ることができた」とにっこり微笑んだ。

ちなみに、前日は同じホールでモリカワのティショットがペナルティエリアを示す黄杭に当たって跳ね返り、池ポチャを回避してパーセーブにつなげている。17番を終えたマキロイは「僕と君、どちらがよりラッキーだと思う」と同組のモリカワに目配せした。

単独首位で優勝へ突き進むマキロイと、5位ながらもレース・トゥ・ドバイ制覇目前のモリカワ。どちらも十分、幸運の女神のお眼鏡にはかなっているようだ。(アラブ首長国連邦ドバイ/今岡涼太)

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