川村昌弘は「平均点」で4アンダー シーズン最終ラウンドへ
2021/11/21 09:30
◇欧州男子◇DPワールド ツアー選手権 ドバイ 3日目(20日)◇ジュメイラゴルフエステーツ・アースC(UAE)◇7675yd(パー72)
ムービングデーの3日目、第1組でティオフした川村昌弘とベルント・ヴィースベルガー(オーストリア)の2サムが18ホールを終えるのに要したのはわずかに3時間10分。川村のスコアカードも、この日回ったまだ誰にも踏み荒らされていないコースと同じように、ボギーなしの4バーディ「68」と無傷だった。
「74」「73」とオーバーパーが続いた前日までとの違いは、スコアほどは大きくない。「きのうまではナイスアプローチが2mくらいだったけど、きょうはOKに寄ってくれた。あとは3mくらいのバーディパットが後半3回入ってくれた。それくらいの差」と川村は言う。その小さな差が「0」か「1」かのストロークとして積み重なって、1ラウンドで5、6打の違いとなって現れている。
「きょうのテーマはリズム良くやるということ。ボギーを打たなかったので、流れも悪い方に行かないし、平均点なゴルフでした」と、その感想はさらりとしている。
「去年の最終日も67で回って、風が吹いて難しかったのはあるけど、割と渾身のゴルフをしたなっていう印象がある。でも今日の68はピンチもなかったし、7600ydくらいあって、セカンドで3Iや4Iを当たり前のように打たされるけど、そう(平均点と)思える。そこに関してだけ、めちゃくちゃ成長したなって思えます」と付け加えた。
あしたは2021年シーズンを締めくくる最終ラウンド。翌週からすぐに新シーズンが始まるとはいえ、節目は気分良く終えたいところだ。46位から少しでもリーダーボードを駆け上がりたい。(アラブ首長国連邦ドバイ/今岡涼太)