2021年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ

「結果は72ホール終わったとき」川村昌弘は初日2オーバーにも意欲

2021/11/19 08:30
初日は2オーバーと出遅れも…まだ3日残されている

◇欧州男子◇DPワールド ツアー選手権 ドバイ 初日(18日)◇ジュメイラゴルフエステーツ・アースC(UAE)◇7675yd(パー72)

ロリー・マキロイ(北アイルランド)が7アンダー「65」と首位発進を決める中、川村昌弘は2バーディ、4ボギーの2オーバー「74」。45位タイとスロースタートの初日となった。

「ワクワクしたのか何なのか、出だしは球が飛んでいて、縦の距離が全然合わなかった」と5番までに2ボギーが先行した。ジュメイラゴルフエステートのアースコースは、大きなアンジュレーションがあるグリーンをバンカーが取り囲み、砲台状のグリーン周りは短く刈り込まれている箇所が多い。9番ではグリーン上からウェッジを使ったアプローチも強いられた。アイアンが乱れると、途端にパーを取ることすら容易でなくなるセッティングだ。

「朝は地上では感じない風が上空にあるような球の飛び方をしていたし、自分がめちゃくちゃ悪いっていう感じじゃない。距離感は結構、自信のある分野なんですけどね…」というだけに悔やまれる。「ティショットは相変わらず良かったけど、その後が想定外とまではいかないけど、思ったよりうまくいかなかったです」

グリーン周りからこの激ロブ

それでも、7Iで50cmにつけてバーディとした12番や、残り290ydから3Wで左サイドの池を避け、グリーン右のバンカーまで運んだ18番(パー5)の第2打など切れ味鋭いショットも少なくない。「パターは入ってなさ過ぎるけど、これくらいのショットでも2、3アンダーくらいは出た感じです。パターは外れがちな流れが止まらないけど、どこかでポコポコ入りだしたら、また流れも変わると思う」と前を向いた。

今週は予選落ちのない4日間。まだ巻き返しのチャンスは残されている。「結果は72ホール終わったときの順位なので。またあした、コンディションの良い時間にプレーできるし、このスコアならまだ分からない。がっかりするほどの出遅れではないと思います」と残り3日の長丁場に集中した。(アラブ首長国連邦ドバイ/今岡涼太)

2021年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ