欧州男子ツアー

欧州ツアーは英国6連戦で再開 入国制限措置を考慮

2020/05/29 10:43
川村昌弘も英国内転戦?

欧州男子ツアーは28日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断されている2020年シーズンを7月下旬に再開することを発表した。予定されていた「ベットフレッド英国マスターズ」の開催を1週前倒しし、翌週から英国内での新規(復活)大会を5試合追加した。

英国内での6連戦は各国の入国制限措置を考慮したものだ。感染拡大防止の観点から、入国する外国人や国外居住者に対して一定期間の自主隔離を要請する国が多く、通常は毎週、欧州全土のみならず各国をまたいだ連戦となるツアーとしての対応策。「UKスイング」と題し、イングランドで4試合、ウェールズで2試合のシリーズを組んだ。

欧州ツアーは3月「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」を最後にシーズンが中断されている。ツアーの最高責任者キース・ペリー氏は「本日の発表に至る2020年の残りシーズンについては、間違いなくこれまでと異なる考え方をする必要があった。ゴルフのグローバルツアーとしての多様性は本来、私たち(欧州ツアー)の強みだが、現在の状況では最も大きな難題のひとつになっている」として、選手・関係者の安全面と渡航の問題を考慮して一国集中からのリスタートを決めた。

ただし、“シリーズ”の2戦目に当たる「イングリッシュオープン」、3戦目「イングリッシュ選手権」は、それぞれ米国での世界選手権シリーズ「WGCフェデックスセントジュード招待」、メジャーの「全米プロ」と開催日程が重なり、トップ選手は選択を迫られそうだ。

ツアーは合わせて10月以降のロレックスシリーズ4試合の開催も合わせて明らかにした。今月ツアーメンバーに送ったメッセージによると、12月までに24試合を行う考えを示している。

開幕日 大会名/会場(国または地域)
7月22日(水) ベットフレッド英国マスターズ/クローズハウスGC(イングランド)
7月30日(木) イングリッシュオープン/マリオットフォレストofアーデン(イングランド)
8月6日(木) イングリッシュ選手権/マリオットハンブリーマナー(イングランド)
8月13日(木) セルティッククラシック/セルティックマナーリゾート(ウェールズ)
8月20日(木) ウェールズオープン/セルティックマナーリゾート(ウェールズ)
8月27日(木) UK選手権/ベルフリー(イングランド)