欧州男子ツアー

英国の名門コースに惨事 バイクの乗り入れで“破壊”される

2020/04/28 11:25
ウォルトン・ヒースGCで行われた2018年「英国マスターズ」で優勝したエディ・ペパレル(右)を祝福する大会ホストのジャスティン・ローズ(Andrew Redington/Getty Images)

米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」を1981年に開催するなど、多くの大会が行われてきた英国ロンドン南西部にあるウォルトン・ヒースGCが惨事に見舞われた。同国の元首相、ウィンストン・チャーチルもプレーした1903年設立の名門コースに26日18時45分頃、4台のオフロードバイクがコースに侵入し、フェアウェイやグリーンなどコースを疾走した。

Unfortunately, as you may have seen, Sunday at around 18.45, we were subjected to vandalism by motorcyclists on the course. This has been taken to the police who are investigating but if anyone has any info, please contact the club or @SurreyPolice. We thank you for your support pic.twitter.com/rRXumDsBRT

— Walton Heath Golf Club (@waltonheath_gc) 2020年4月27日

同コースのツイッターにはフルフェイスのヘルメットをかぶった4人がウィリーなどをする様子が投稿されており、「コースが破壊行為にさらされました。言葉もありません。彼らが誰であるか、知っている人はコースに知らせてください」と記した。警察も捜査を行っている。

世界ランク14位のジャスティン・ローズ(英国)は自身のツイッターで「これは信じられない」と綴った。また、英紙「ザ・テレグラフ」の取材に対し、「アマチュア時代に何度も試合をした私の心に響く場所です。このような無知な破壊行為は本当に理解できません」と話した。

同コースで行われた2018年の欧州ツアー「英国マスターズ by Sky Sport」でツアー2勝目をあげたエディ・ペパレル(英国)も「これは笑い事ではない」と同メディアに語った。