旅人ゴルファーの足に影響は ウイルス感染拡大を欧州ツアーも注視

◇欧州男子◇オマーンオープン 事前情報◇アルモウジG （オマーン）◇7365yd（パー72）

新型コロナウイルスの感染拡大は、日本の女子ツアー開催だけでなく、世界を回るプロゴルファーの足にも影響を及ぼしている。欧州ツアーを主戦場とする川村昌弘は今週、初めて感染者が出たオマーンでの大会に出場。ツアーは選手・関係者に対し、事前にメールで入国に際しての注意を呼びかけた。

外務省のホームページによると、オマーンの保健省は22日付の声明で、過去14日以内に中国、韓国、日本、シンガポール、イランからの渡航者について、検疫および予防措置のため保健省と連絡を取ることを求めていた。ツアーは23日にこの旨を選手に通達。川村は米国ロサンゼルスから成田、マレーシア・クアラルンプールを経由してマスカットに到着した際、詳しい渡航経緯を申告して入国した。

中東ではイランで感染が拡大している。24日にはオマーンで初の感染者が確認された。オマーン人女性2人は自宅で観察下にあり、容体は安定しているという。

欧州ツアーでは4月の「メイバンク選手権」（マレーシア）と「ボルボ中国オープン」（中国）が延期されることが決まっている。