2017年 マスターズ

セルヒオ・ガルシアのメジャー初制覇が意味する事実

2017/04/10 12:36
ガルシア(右)は前年王者のウィレットからグリーンジャケットを受け取った

・ヨーロピアンツアーの公式大会では、253回目の出場にして13勝目。

・この勝利により世界ランキングは11位から最高で7位まで上昇。

・「オメガドバイデザートクラシック」に続くヨーロピアンツアー2017年シーズン2勝目。

・「WGCメキシコ選手権」と「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」を制したダスティン・ジョンソンと並び、ヨーロピアンツアー2017年シーズンの複数回優勝者に。

・ガルシアによるヨーロピアンツアーでのシーズン2勝以上は2011年以来のこと。これまでガルシアは、1999年、2011年、そして2017年と、3回にわたりヨーロピアンツアーで年間2勝を達成している。

・メジャー出場74回目でのメジャー初制覇。そして、この日は故セベ・バレステロスの還暦の誕生日だった。

・この勝利により、ガルシアはメジャー自己ベストを更新。これまでは、2位に入った1999年「全米プロゴルフ選手権」と2007年「全英オープン」、2位タイに入った2008年「全米プロゴルフ選手権」と2014年「全英オープン」がメジャーにおける最高位だった。

・今大会で優勝を飾るまで、ガルシアはハリー・クーパー、ブルース・クランプトン、ダグ・サンダースと並び、メジャー未勝利の選手の中でメジャー2位に入った回数が歴代2位タイだった(歴代1位は2位5回でメジャー未勝利のコリン・モンゴメリー)。

・メジャー出場73回で2017年「マスターズ」を迎えたガルシアは、メジャー未勝利の選手としてのメジャー出場回数で歴代3位につけていた。ちなみに、歴代1位はジェイ・ハース(87回)で、2位はリー・ウェストウッド(75回)。

・メジャー連続出場71回目でのメジャー初制覇となった。ガルシアは1999年の「全英オープン」以来、全てのメジャー大会に出場している。

・「マスターズ」は出場19回目での初制覇となった。

・この勝利により、ガルシアは「マスターズ」の自己ベストを更新。これまでの最高成績は2004年の4位タイであり、2002年には8位、そして2013年には8位タイに入っていた。

その他の事実

・これはガルシアにとってメジャーでの23度目のトップ10入りとなった。

・「マスターズ」初優勝までの出場回数で新記録を達成。ガルシアは19回目の「マスターズ」出場で大会初制覇を果たしたが、これまでは1998年に出場15回目で初制覇を果たしたマーク・オメーラがこの記録を保持していた。

・37歳での「マスターズ」初優勝は、2009年に39歳で初優勝を果たしたアンヘル・カブレラ以降では最年長記録。

・これでメジャーは2大会続けて37歳の選手が制覇。直近のメジャーである2016年「全米プロゴルフ選手権」は37歳だったジミー・ウォーカーが制しており、それぞれの勝利は両者にとってのメジャー初制覇となった。

・スペイン人選手による「マスターズ」制覇は、1999年のホセ・マリア・オラサバル以来。

・スペイン人選手による「マスターズ」制覇は、セベ・バレステロスホセ・マリア・オラサバルに次いでガルシアが3人目。

・スペイン人選手による8度目のメジャー制覇。内訳は、セベ・バレステロス5回、ホセ・マリア・オラサバル2回、セルヒオ・ガルシア1回。この8勝のうち、5勝はオーガスタでのもの。バレステロスは1980年と1983年、オラサバルは1994年と1999年、そしてガルシアは2017年に「マスターズ」を制覇。

・1980年にセベ・バレステロスが初のグリーンジャケットを獲得して以来、これでヨーロピアンツアーメンバーが「マスターズ」を制覇したのは今回が17回目となった。

・1980年にセベ・バレステロスが初のグリーンジャケットを獲得して以来、「マスターズ」を制覇したヨーロピアンツアーメンバーはガルシアが12人目。

・1979年にセベ・バレステロスが「全英オープン」を初制覇して以来、ヨーロピアンツアーメンバーによるメジャー制覇はこれが52回目となった。

・メジャー制覇を成し遂げたヨーロピアンツアーメンバーは、ガルシアが26人目。

・オーガスタナショナルでの米国人以外による21度目の勝利。

・米国人以外で「マスターズ」を制覇したのはガルシアが15人目。

ジョーダン・スピース(2015年)、ダニー・ウィレット(2016年)に続き、「マスターズ」は3年続けてメジャー初優勝者が制覇した。

・メジャー初優勝者によるメジャー制覇はこれで6大会連続となった。ジェイソン・デイが2015年「全米プロゴルフ選手権」を制覇して以来、ダニー・ウィレット(2016年「マスターズ」)、ダスティン・ジョンソン(2016年「全米オープン」)、ヘンリック・ステンソン(2016年「全英オープン」)、ジミー・ウォーカー(2016年「全米プロゴルフ選手権」)、セルヒオ・ガルシア(2017年「マスターズ」)と、メジャー初制覇が続いている。

・大陸ヨーロッパ出身の選手よるメジャー制覇はガルシアが7人目。アルノー・マッシー(1907年「全英オープン」)、セベ・バレステロス(1979、1984、及び1988年「全英オープン」、1980及び1983年「マスターズ」)、ベルンハルト・ランガー(1985及び1993年「マスターズ」)、ホセ・マリア・オラサバル(1994及び1999年「マスターズ」)、マルティン・カイマー(2010年「全米プロゴルフ選手権」、2014年「全米オープン」)、ヘンリック・ステンソン(2016年「全英オープン」)、そしてセルヒオ・ガルシア(2017年「マスターズ」)が大陸ヨーロッパ出身選手としてメジャー制覇を達成。

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