五輪男子ゴルフで知っておくべき5つのこと
今週はオリンピック史上4回目のゴルフ競技。知っておくべき5つの事柄は次の通り。
オリンピックでゴルフが行われるのは4回目
英国のジャスティン・ローズが勝利した2016年のリオに続き、東京でも開催されるゴルフ競技がオリンピックで行われるのは、今回がわずか4回目のことである。
リオ以前には、1900年と1904年の大会で実施されている。
新たなメダル獲得者
ゴルフの競技復帰が成功裏に終わった2016年は、ジャスティン・ローズが英国に金メダルをもたらした。ブラジルではほかにスウェーデンのヘンリック・ステンソンが銀メダルに輝き、銅メダルは米国のマット・クーチャーが獲得した。
しかし、5年が経過し、この3人のメダル獲得者は今大会に出場していないため、メダルはこれまで獲得したことのない選手へ渡ることが決まっている。
霞ヶ関CC
霞ヶ関CCにはこれまで様々な大会を開催してきた長い歴史がある。「カナダカップ」(1957年)、「日本オープン」(1993、1956、1995、2006年)、「日本女子オープン」(1999年)、「日本アマチュア選手権」(1965、1977年)、「日本女子アマチュア選手権」(1956、1964、1974年)、「アジアアマチュア選手権」(2010年)に加え、東京2020のテスト大会として2019年8月に「日本ジュニア選手権」が行われた。
パー71、7447ヤードのコースは、オリンピックに備えるため2カ月間クローズされたことで、アスリートたちからそのコンディションを絶賛されるに至った。
「素晴らしいね」と述べたのは、世界3位のコリン・モリカワ。
「コンディションは開場したての状態だ。少し雨が降りそうなのは残念だね。多分、僕らが望むよりも少し柔らかくなるだろう。それでも、ティから良いショットを打ち、どのように寄せワンで凌げるかという試練が課されることに変わりはないだろうね。ここでは、かなりタフなライに遭遇することもあると思うよ」
ヒデキは経験あり
今週、現「マスターズ」王者の松山英樹は母国でオリンピック王者になるというまれなチャンスを手にしている。彼は過去2度にわたり成功を収めた場所で、それを成し遂げようとしている。
松山は2009年に霞ヶ関CC東コースで開催された「日本ジュニア」で優勝し、さらに2010年に「アジアパシフィックアマチュア選手権」も制覇した。新型コロナウイルスで陽性となった先月以降、6週間競技に出場していないものの、優勝候補の地元選手は過去の経験からインスピレーションを得ることを望んでいる。
「ある意味、霞ヶ関は僕にとって進歩し成長するための場所やきっかけになってきたので、今週も同じように、次のレベルへ進めたらと思います」と松山。
「オリンピックでプレーするのは今回が初めてなので、自分がどう感じるかは分かりませんが、ベストを尽くし、できる限り良い順位で終えるよう頑張りたいです」
このゲームを享受
開会式に参加したり、ほかの競技のアスリートと会ったりと、スターぞろいのフィールドに名を連ねるヨーロピアンツアーのメンバーたちもオリンピックゴルフ競技への初出場という機会をエンジョイしている模様だ。