2019年 全英オープン

メジャーのニアミスをポジティブにとらえるフリートウッド

2019/07/22 16:02
2位で終えたトミー・フリートウッド

トミー・フリートウッドは、またしてもメジャーで2位に終わった今回の成績を、まだ見ぬメジャー初優勝への燃料とすることができればと願っている。

2017年の「レース・トゥ・ドバイ」王者は、ロイヤルポートラッシュで開催された第148回「全英オープン」を、優勝したシェーン・ローリーと6打差で終えた。

昨年、このイングランド人はシネコックで開催された「全米オープン」でブルックス・ケプカに次ぐ2位に入った。

ケプカのときよりも首位との差が5打開いたとは言え、フリートウッドは今週がこれまで出場したメジャーで最も完成されたパフォーマンスであったと信じており、それ故、2位に終わった悔しさもひとしおだった。

「(シネコックで)僕は苦しい土曜を送っており、日曜を『78』でプレーしていれば、僕はトップ20で終わっていた。僕は『63』をマークしてすばらしい気分だったけれど、あの時は一度として自分の大会だとは感じなかった」

「今日はもっと優勝争いの最中にいた。週末はずっとかなり良い手応えを感じていた」

「もし、(優勝できる)大会を一つ選ぶことができるのであれば、それは『全英』なんだ。これは僕の夢であり、今後もそうあり続ける。そして、日曜にかなり良いチャンスがある状態で、最終組でティオフしたんだ」

「だから、子どもの頃からの夢にこれだけ近づくことができたかと思うと、今回は断然辛いフィニッシュだったと感じた」

フリートウッドは最初の3日間を「68」「67」「66」でラウンドし、絶好調だったローリーと4打差で最終日を迎えた。

両選手とも厳しいコンディションでのプレーを強いられる中、ローリーはこの日を1オーバーでプレーして今年最後のメジャーで勝利をつかんだ。

ヨーロピアンツアー4勝のフリートウッドは、自身のニアミスについて内省し、彼の見せた見事なパフォーマンスからポジティブな面を今後に活かすことを期して大会を後にする。

「今日起こったことは何であれ、貴重な経験となったし、それから学ぶことになる」とフリートウッドは述べた。

「メジャーで日曜に最終組でプレーしたのはこれが初めてだった。人は経験を積みながら学ぶものなんだ。自分自身のことについて学ぶんだよ」

「僕は『全英』でシェーンを見た。僕は彼が彼自身をいかに導き、どのようにプレーするかを見た」

「そして、ゴルフを4ラウンドして、僕はこの大会で2番目の選手となったのだけど、これはすばらしい達成だ。そういう見方をしなければならない。数時間後、あるいは数日後、僕はそう見られるようになっていると確信している」

「今週、僕は本当に良いゴルフをたくさんプレーしたと思う。個人的には、また自分のすべきプレーができたと感じていることがうれしいんだ」

「もちろん、メジャーではこれが2度目の2位であり、それはすばらしいことで、僕は正しい方へ向かっているんだ。とにかく、最終的には僕の番が回ってくることを願っている」

「30位や40位で終われば、いかようにも振り返ることができるけれど、これは振り返って見れば見るほど、多くのことが見えてくる類いの結果だったんだ。また自分自身をこの位置に置ければと思うし、何度も経験して、勝ち切ることができればと思う」

「これが納得できるまで、数日は大変だろうけれど、また現実と向き合ってスタートしないといけないんだ」

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