チェ・ホソンのケニア上陸が決定
インターネットで旋風を巻き起こしているチェ・ホソンが今季の「ケニアオープン」へ出場することが決定した。これであの型破りのスイングがヨーロピアンツアーでも見られることとなった。
“フィッシャーマンスイング”がSNS上で話題となったことで一大センセーションとなった韓国のチェは、ナイロビのケニアCCで3月14日から17日にかけて開催される大会の招待を受け入れた。
雑誌の記事から独学でゴルフを学んだ45歳は、動きの派手なスイングで有名になったが、昨年日本で開催された「カシオワールドオープン」で優勝するなど、ワールドワイドで3勝を記録している。
チェのスイングを唯一無二のものにしているのは、フォロースルーであり、彼は地面から浮かせた右足を身体に巻き付くように振り、その後、何パターンもあるフィニッシュの動きへとつなげるのである。
「ヨーロピアンツアーで競うのが待ち切れません」と、現在世界ランキングでトップ200からわずかに外れているチェはコメントした。2009年以降、彼はヨーロピアンツアーに合計9回出場している。
「私はタフな経験を積んだ後、25歳と、人生の遅い段階でゴルフを始めました。世界中でゴルフをプレーできる機会に大変感謝しておりますし、こうしたことは私のファンによる愛情と応援がなければ一切実現しなかったと重々承知しています」。
「私はこれまでアフリカへ行ったことはありませんが、ケニアやケニアのゴルフコースは素晴らしいと聞いています。ヨーロピアンツアーの選手たちを相手に、自分を試すのが待ち切れないですね」。
ケニアオープンゴルフリミッテッドのピーター・ケンヤゴ代表は、「我々はチェ・ホソン選手が2019年『ケニアオープン』を賑わせてくれることに喜びを感じています」と述べた。
「彼の独特なプレースタイルは世界中の多くのファンを魅了しており、ゴルファーと非ゴルファー両方の興味を引き、想像力を刺激しています。彼固有のスタイルを熱烈に支持する世界中のファンが、この大会での彼のプレーをフォローすることで、ケニアのマジックを体験できることは嬉しいことですね」。
チェに加え、ケニアでは2018年「ライダーカップ」欧州代表キャプテンのトーマス・ビヨーンや、新星シュバンカー・シャルマがプレーすることが決定している。同大会は1991年以来、ヨーロピアンチャレンジツアーの大会として開催されてきたが、今季からヨーロピアンツアーに格上げされて開催されることとなった。