2018年 ノルデアマスターズ

「ノルデアマスターズ」で知っておくべき5つのこと

2018/08/15 11:18
昨年はイタリア期待の若手・パラトーレが初V(Stuart FranklinGetty Images)

今季のヨーロピアンツアーで唯一のスウェーデン開催「ノルデアマスターズ」について知っておくべき事柄は次の通りである。

レナートの帰還

初めての経験はいつまでも忘れないものである。レナート・パラトーレは20歳172日で2017年「ノルデアマスターズ」を制したが、これは27年の歴史を誇る大会の最年少優勝だった。イタリアの若者は今大会で、大会初の連覇という新たな記録達成を狙っている。

地元有利

「ノルデアマスターズ」では地元スウェーデン勢が素晴らしい成績を残している。スウェーデン人選手はこの大会で計7勝しており、これはヨーロピアンツアーにおけるスウェーデン人選手による同一大会最多となっている。これまで、イェスパー・パーネビック(1995年、98年)、ヨアキム・ハエッグマン(1997年)、ピーター・ハンソン(2008年)、リチャード・ジョンソン(2010年)、そしてアレックス・ノレン(2011年、15年)が地元制覇を達成している。

今週のフィールドにも、それぞれ今季ヨーロピアンツアーで初優勝を遂げたアレクサンダー・ビョークヨアキム・ラガーグレンら、強力な地元選手たちが名を連ねている。

「ライダーカップ」出場を確定させたいオルセン

デンマークのトービヨン・オルセンは大いなる期待を胸にスウェーデンへと乗り込む。6月に「イタリアオープン」を制覇して以降、「BMWインターナショナルオープン」で2位、「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」でトップ10、「全英オープン」でトップ15、そして「WGCブリヂストン招待」で3位タイと、安定した成績を残してきた。

この快進撃で「ライダーカップ」の欧州ポイントリストを6位とし、欧州代表の自動選出圏内に浮上。今週も貴重な「ライダーカップ」ポイントが分配されるため、“サンダーベア”の愛称で知られるオルセンは今一度素晴らしいパフォーマンスを見せることだろう。

ハウエルが600クラブ入り

今週はヨーロピアンツアーで最も尊敬される人気選手の一人が金字塔を打ち立てる。ヨーロピアンツアー5勝のデービッド・ハウエルは、今週ツアー出場600大会を達成するのだが、これはサム・トーランスミゲル・アンヘル・ヒメネスコリン・モンゴメリーポール・ローリーらに続く10人目の快挙となる。

舞台は再びヨーテボリへ

「ノルデアマスターズ」は16年振りにスウェーデン西海岸のヨーテボリで開催される。また、同大会がヒルズGCで開催されるのは、今回が初めて。自然豊かな絶景の地域に佇む2005年開場のコースは、アーサー・ヒルズとスティーブ・フォレストにより設計され、14年にヨーロピアンツアー3勝のヨハン・エドフォースの監修で18番ホールが改修された。

2018年 ノルデアマスターズ