2017年 BMWインターナショナルオープン

「マスターズ」制覇から初 ガルシアは欧州帰還を喜ぶ

2017/06/22 10:30
久々となる欧州の地で活躍を誓うS.ガルシア ※撮影は2017年「全米オープン」

ミュンヘンアイヒリードGCで開催される今週の「BMWインターナショナルオープン」に出場するセルヒオ・ガルシアは、メジャー王者としてヨーロッパへ帰ってきたことに胸を躍らせている。

ガルシアはプレーオフまでもつれ込んだジャスティン・ローズとの死闘を制し、オーガスタで初のメジャー制覇を果たしてグリーンジャケットに袖を通して以来、ヨーロピアンツアーのレギュラー大会出場は今回が初めてとなる。

そのジョージアでの勝利は、彼にとって「ドバイデザートクラシック」に続く今季2勝目となり、現在「レース・トゥ・ドバイ」で首位を快走するガルシアは、これまでトップ10入りを3度果たしたコースの再訪に喜びを見せた。

「今週について興奮している。言うまでもなく、僕はドイツや『BMWインターナショナルオープン』の大ファンだよ。ここへ帰ってこられて嬉しいね」とガルシア。

「グリーンが少し柔らかいようだけど、フェアウェイはいい感じだ。幾つか新しいティがあるね。前よりも距離が長くなったように感じる。天気は最高だね」。

「このままの感じが続き、グリーンが乾いていくのか様子を見てみることにするよ。良い試練になると思うし、楽しい1週間を送ることができればいいね」。

2011年にこの大会で2位に入ったガルシアは、その際、スペインの同胞パブロ・ララサバルにプレーオフで敗れているが、37歳の「マスターズ」王者は、このコースに貸しがあるとは微塵も思っていない。

「誰にも、何にも、貸しはないよ。できる限りハードに頑張るだけさ。あの年(2011)、僕は良いプレーをした。パブロもあの年はとても良いプレーをした。僕にとっては残念なことに、彼が僕を打ち負かした。間違いなく、ジャスティンも今年のオーガスタでのことは、同じように感じていると思うよ」。

「こういうことは、これまでも常々言ってきたけど、ベストを出し尽くしたのであれば、結局のところ、それ以外にできることはないんだ。だから僕にとって、ここでできる唯一のことは、とにかくコースでできる限りのプレーをすることであって、その上で、前と同じような位置につけ、最終的な結果を変えることができればと思っているよ」。

2017年 BMWインターナショナルオープン