ノレンがスウェーデンでの優勝候補という前評判を一笑に付す
今週の「ノルデアマスターズ」でヨーロピアンツアー2週連続優勝に挑戦するアレックス・ノレンだが、簡単に勝てるとは毛頭思っていない。
スウェーデンのノレンは日曜にウェントワースクラブで圧巻の「62」をマークし、「BMW PGA選手権」を制覇して直近のヨーロピアンツアー17戦目で5つ目のタイトルを手にした。
そんな絶好調の最中にバーセベックG&CCへ乗り込むとあって、世界8位のノレンは地元スウェーデンで開催される今大会の優勝候補筆頭であるわけだが、行く手には世界5位のヘンリック・ステンソンやディフェンディングチャンピオンのマシュー・フィッツパトリックらとの厳しいバトルが待ち受けている。
ステンソンは、ベストの状態でなかったと認めながらも、先週の大会で3位に入っており、ノレンは彼こそがマルメで打ち破るべき相手であると確信している。
「帰って来られて良かったし、日曜は多忙を極めたから、ここで気分を落ちつけることができて良かった」とノレン。
「また新たな週だし、新しい芝、異なる気候、そして異なるタイプのコースだから、僕は自分自身を優勝候補だとは思っていないけれど、とても前向きに感じている」
「ステンソンは多くを達成したし、世界ランキングを見ても彼の方が上だからね。彼はティからグリーンにかけてとても優れているし、バーセベックではそれがモノを言うんだ。特に風が強いとね。アイアンショットに自信を持っていなければならないから、何だって起こり得るよ」
ヨーロピアンツアーにおけるメインアクトの一人としての立場を確立した34歳のノレンは、自身のゴルフを次なるレベルへ引き上げたいと思っており、視線の先には「ライダーカップ」の代表チーム入りとメジャー制覇の栄光をとらえている。
「僕の目標は難しいコースでより良いプレーをすること。欧州や米国の難しいコースでプレーできるようにスケジュールを組みたいと思っている」
「それが前進する上での僕の望みなんだ。もちろん、メジャー制覇や『ライダーカップ』出場がかなえば素敵なことだね。自分ではできないと思っていたことが達成できると、さらなる押し上げになるんだ」