中国で2週連続優勝を狙うヴィースベルガー

先週の「深センインターナショナル」を制したベルント・ヴィースベルガーは、今週出場する「ボルボ中国オープン」も制覇し、中国での2週連続優勝を成し遂げることを狙っている。

絶好調の2017年シーズンを送るオーストリアのヴィースベルガー。今季これまで出場した8大会で、すでに自身が2014年シーズン全体で稼いだ賞金の額を越えてしまった。

1月の「アブダビHSBC選手権」で4位タイに入り、2月の「メイバンクマレーシア選手権」で3位に入った31歳は、「深センインターナショナル」で優勝したことにより、「レース・トゥ・ドバイ」のランキングを6位まで上げた。

今季、これまで全試合で予選を通過しているヴィースベルガーは、ヨーロピアンツアー4勝目の決め方に満足している様子だ。

「あの後、素晴らしい夕食を食べたのだけど、優勝の感慨に浸って楽しかったし、とても良い心持ちがしたね」とヴィースベルガー。

「大会後の数時間は少し疲れていたし、色々な考えが頭をよぎったのだけど、友人からトロフィーを掲げた自分の写真をもらうと、とても気分が良くなったんだ」

「どの勝利も特別だし、それぞれ唯一無二のものだよ。今回の優勝が特別だったのは、僕が日曜に良いプレーをしなかったからだと言える。僕は我慢強くプレーしなければならなかったけれど、他の選手による挑戦を巧みに処理し、プレーオフを戦い抜いたことを誇りに思っている」

「僕はこれまで幸運にも、いくつかの素晴らしい大会で優勝することができたし、もちろんそれには数年前に優勝した僕にとってのホームオープンも含まれるけれど、やっぱり『深センインターナショナル』のような大きな大会でトロフィーを掲げられるのはいいものだね」

ヴィースベルガーはゲンゾンGCでの最終日を3打差の首位で迎えながらも、「63」をマークして8打差で猛追した26歳のトミー・フリートウッドを、プレーオフで退けなければならなかった。

それでも、世界30位のヴィースベルガーは自身のゴルフが、まさに自分の思う形になりつつあると確信しており、今季中国でヨーロピアンツアー2戦目となる今大会で、良いパフォーマンスを見せることに自信を感じている。

「月曜は良い移動日になった。昨きのうは休んで、今朝、数ホールプレーしたので、今はまだ感触を確かめているところなんだ」とヴィースベルガー。

「（先週とは）明らかにコンディションが違うね。こちらの方がグリーンは速いし、芝も違うから、適応にはちょっとした調整が必要だけど、あしたはプロアマがあるし、木曜には準備万端のはずさ」

「良いプレーができていると感じているし、あとはグリーンで心地良くプレーし、必要なパットが入れられるかどうかだから、良い感じで充電すべく、できる限りの準備をしようと思っている」