安定したパフォーマンに満足するラウテン
「深センインターナショナル」で好調を維持したユースト・ラウテンはヨーロピアンツアーで2週連続の2位フィニッシュを決めた。
ゲンゾンGCが悪天候に見舞われたことによりスケジュールに大幅な遅れが出たこの大会で、ラウテンは月曜の朝に首位を1打差で追う状況で、16番のグリーンからプレーを再開。パーパットを沈めると、続く17番では難しいバーディパットを決め損なったが、最終ホールでバーディを奪い、通算14アンダーとしてクラブハウスリーダーとなった。
イ・スミンが16番をバーディ、17番をイーグルとして2打差の勝利を飾ったことにより、ラウテンの2014年以来の勝利は今回もお預けとなったが、今季出場9大会で6度のトップ10入りを果たしているツアー4勝のラウテンは好調のシーズンを楽しんでいるようだ。
「今週も僕にとって良い一週間だった。安定したゴルフをプレーすることができたね」とラウテン。「グリーンを捉えることができたね。振り返って見ると、イーブンパーだった第3ラウンドで十分にスコアを伸ばすことができたったのが、優勝とのわずかな差になったのかもしれないけれど、良い一週間だったよ」。
「ああいう遅延には対処するしかないからね。皆も同じように対処しなければならないわけだから。いつでもプレーできる状態にしておけなければならないし、今週はそれが良くできたと思うよ」。
「辛抱して、ゴルフコースに出て行くときは準備ができるだけ整っているように心掛けたんだ。それ以外できることはないし、それに集中する以外しようがないからね」。
ブランドン・ストーンはラウテンと並ぶ2位タイで今大会を終え、1月に「BMW南アフリカオープン」で初優勝遂げて以来の最高成績を挙げた。16番と17番ではチャンスを逸しはしたストーンだが、「少しほろ苦いところはあるけれど、それでもすばらしい一週間だったよ」とプレーの出来には満足している。
「木曜から月曜にかけて本当にすばらしいプレーができた。グリーンを良く捉えることができたね。最高のパットを打っていたのだけど、残念ながらホールには吸い込まれなかったんだ」。
「最後は少しフラストレーションが溜まったね。16番と17番ではすばらしいパットを打ったので、あれは入るべきだったんだ。あの2つのパットは入ったと思ったよ。でも、通算14アンダーで2位なのだから文句は言えないね」。
「僕はキャディに言ったんだ、『とにかく全てのホールでチャンスを作り出さないといけない』とね。そしてその通りにプレーした。僕らはついていたね」。
「今日はチャンスを作り続けることしかできなかった。一週間を通してすばらしいプレーができたけれど、さっきも言ったように、少し残念だね」。