圧巻のシュワルツェルが悠々と勝利へ行進
シャール・シュワルツェルが悠然たる足取りで8打差をつけて「ツワネオープン」を制覇し、今季2勝目を挙げた。
日曜の最終ラウンドを「63」の7アンダーで回り、通算16アンダーとしたシュワルツェルが地元南アフリカでのヨーロピアンツアー11勝目を手にした。
2位には通算8アンダーでデンマークのジェフ・ウィンザーが入り、更に1打後方の3位にはアンソニー・マイケルが入った。
1打差の単独首位で最終日を出たシュワルツェルは、2番で4.5メートルのバーディパットを沈め通算10アンダーとした。
続く3番ではボギーを叩くも、2011年の「マスターズ」王者は6番と7番で連続バーディを奪うと、9番ではイーグルを奪い、前半を「31」として、この時点で2位につけていたザンダー・ロンバードに4打差をつけた。
そのロンバードが10番でボギーを叩いたため、その差は5ストロークに開くも、11番ではシュワルツェルがこの日2つ目のボギーを叩き、通算12アンダーに後退した。
シュワルツェルはここから鮮やかなバウンスバックを見せ、12番でバーディを奪うと、14番ではグリーン奥から12メートルのバーディパットを沈めて通算14アンダーとした。
シュワルツェルは15番でトリッキーなパットを沈めてパーをセーブすると、続く16番ではまたしても見事なバーディを奪い、通算15アンダーに達した。
17番を危なげなくパーとしたシュワルツェルは、18番で1.5メートルのバーディパットを沈め、8打差の勝利を実現した。
最終ラウンドでのパッティングに喜びを見せたシュワルツェルは、「初めの3ラウンドではとても多くのチャンスを作り出した。もし、(その3日間で)今日の(パッティングの)ストロークがあれば人生最高のトーナメントになっていただろう」と述べた。
「今週は本当にとても良いプレーができたと思う」。
「パッティングがあまり良くなく、決められないのはフラストレーションの溜まるものだけど、重要なところで決められたので、満足感もひとしおだね」。
「全てが上手くはまった感じだった。この大会へ向けハードに練習してきたし、とても良い感触を持ってプレーできたので、全てにおいて良い兆しが見えたし、嬉しいよ」。
最終日を7バーディ、1ボギーの6アンダー、「64」でラウンドしたウィンザーは、早い段階でクラブハウスターゲットを設定した。
首位から7打差でこの日をスタートしたウィンザーは、フロントナインを「30」でラウンドすると、12番でこの日唯一のボギーを叩いた。
そこから盛り返したウィンザーは、13番と16番でバーディを奪い、通算8アンダーで大会を終えた。
大会折り返しでは2打差の首位に立っていたマイケルは、出だしの1番でボギーを叩くも、9番でイーグルを奪い、前半を「34」として後半へ折り返した。
彼はその後、11番でボギーを叩くも、パー5の12番でバーディを奪う盛り返しを見せ、通算7アンダーに戻した。
しかし、続く13番でこの日3つ目のボギーを叩いたマイケルは通算6アンダーのまま大会を終えた。マイケルの1打後方の4位タイにはジャスティン・ウォルターズ、リチャード・スターン、そしてディーン・バームステアが入った。