シュワルツェルが僅差の首位で最終日へ
「ツワネオープン」は第3ラウンドを「66」の4アンダーでラウンドしたシャール・シュワルツェルが1打差の首位で最終日を迎える展開となった。
1イーグル、3バーディ、1ボギーで3日目をラウンドし、通算9アンダーとした2011年の「マスターズ」王者は、南アフリカの同胞、ザンデル・ロンバルドに1打差をつけている。
2日目首位のアントニー・マイケルから2打差で3日目をスタートした31歳のシュワルツェルは、2番でバーディを奪うと、9番では2.4メートルのイーグルパットを沈め、この日の折り返しでロンバルドとマイケルを捉え、首位タイに立った。
その後、12番と17番でもバーディを奪い、通算10アンダーまでスコアを伸ばしたシュワルツェルだったが、最終18番で3.6メートルのパーパットを外して1打後退した。
優勝に最も近い位置につけたことに喜びを見せたシュワルツェルは、「本当に良く打てた。確か、パーオンできなかったのは2回だけで、多くのバーディチャンスを作り出すことができたよ」と述べた。
「ある意味、僕にとってはロングゲームの安定感が戻ってきたのが嬉しいし、とにかく優勝争いをできているのが良いね」。
「上位は僅差で、まだ明日次第という展開だし、実際のところ、明日ベストスコアの選手が優勝することになるだろうね。それだけに楽しみだよ」。
「慣れ親しんだゴルフ場、そして良く知った顔に囲まれてゴルフをするのが好きなんだ。そういうのは、頻繁にあるわけじゃないから、とても良いよね」。
首位から6打差で3日目を出たロンバルドは、1イーグル、5バーディ、ノーボギーの「63」で一躍優勝争いに加わった。
21歳のロンバードは、スタートからの5ホールをパーとすると、6番から3連続バーディを奪い、9番ではグリーンエッジからのチップインイーグルで、前半のスコアを「30」とした。
その後、10番と12番でバーディを奪った彼は、上がり6ホールを危なげなくパーとして、3日目を8アンダーでラウンドした。
「とにかくすばらしいラウンドでした。幾つかソリッドなパットを纏め上げることができましたし、然るべき位置にショットを運ぶことができました。ボギーなしで回ることができ、すばらしいスコアで纏めることができましたね」とロンバルド。
ロンバルドから2打差の通算6アンダーには、共に18番をボギーとしたマイケルとヘイドン・ポルテウスがつけている。
日曜の最終ラウンドを楽しみにするマイケルは、「出場する大会全てで優勝争いするのを夢見てプレーしているので、明日へ向けて胸が躍るね」と述べた。
通算4アンダーの5位タイには、盛り沢山の3日目をラウンドしたイングランドのトビー・ツリーがつけている。
2番でボギーを叩いたツリーは、その後の7ホールを3バーディ、1イーグルとして盛り返し、前半を「31」でラウンドすると、12番で再びイーグルを奪った。
ツリーは15番でバーディを奪って通算6アンダーまでスコアを伸ばすも、最終ホールでダブルボギーを叩き、通算4アンダーへ後退してディーン・バームステアと並んだ。