2015年 M2M ロシアンオープン

ガーントとジェイミソンが首位を分け合う

2015/09/04 10:00

18番でバーディを奪ったダニエル・ガーントが「M2Mロシアオープン」初日を終え首位タイに立った。

36歳のガーントは出だし12ホールで4バーディ、1イーグルを奪う目覚ましいスタートを切るも、15番でダブルボギーを叩いたことで、その勢いはしぼむかに見えた。

しかし、ガーントは上がり3ホールで2つのバーディを奪う盛り返しを見せ、初日を「65」でラウンドして既にホールアウトしていたスコット・ジェイミソンの設定していたクラブハウスターゲットに並んだ。

2人の1打後方にはリー・スラテリーとブラッドリー・ドレッジがつけており、ディフェンディングチャンピオンのデービット・ホーシーは大集団となった4アンダーのグループにつけている。

2番と3番で連続バーディを奪ったガーントは、その後5番でもバーディを奪い、「32」で前半をラウンドして後半へ折り返した。

後半に入ると11番でバーディを奪ったガーントは、スコルコボGCに雨が落ち始めるなか、12番ではチップインイーグルを決めた。

15番でのダブルボギーがガーントの勢いを削ぐ形になったが、それでも彼は冷静さを失わず、16番と18番でバーディを奪い、6アンダーで初日を終えた。

自身のパフォーマンスに興奮しているガーントは、ラウンド後、「15番でダブルボギーを叩いた後、16番と18番で良い盛り返しを見せることができた。あのダブルボギーを除けば今日は良いゴルフだった。多くのパットを決めたし、1パットの多いスタートを切ることができた」と述べた。

「12番ではすばらしいチップインがあった。ドライバーを飛ばして、2打目はハイブリッドだと逆方向へ行っていたので3番ウッドでカット打ちをしたら僅かに右側に外してしまい、しっかりとチップショットを打ったら完璧な転がりを見せ、ど真ん中から入ったんだ」。

「ここのところ良いプレーができていたんだ。先週の予選落ちにもストレスは感じなかったよ」。

「良いゴルフがプレーできていると言われていたし、今ここではそれを信じてプレーしており、このままこのプレーを続け、1打1打集中してプレーすれば結果はついてくると思う」。

10番からスタートしたジェイミソンは、後半出だし4連続バーディを奪うなど、初日を6バーディ、ノーボギーの「65」でラウンドし、自身のラウンドの締め括り方に満足している。

「9番のバーディパット良い感じに見えたけど、あと数十センチのところで入るのが分かってほっとしたよ」。

「あのホールは向かい風でピンが奥に切ってあって今日はタフなホールだったから3打は良いスコアなんだよ」。

スラッテリーは6バーディ、1ボギーの5アンダーで初日を終え、上がり2ホールで連続バーディを奪ったドレッジも5アンダーとして、この2人が3位タイで並んだ。

自身のスコアに喜びを見せたドレッジは、「5アンダーには大満足だ。今日の5アンダーは良いスコアだよ」と述べた。

「たまにちょっとトリッキーだったね。風が吹いたり雨が降ったりしたので、奮闘しなければならない場面もあったけれど、全体的には良いスコアになった」。

「もちろんまだ1ラウンドを終えたところで、先は長いけれど、初日に気を吐くことも大切なわけで、ハーフターンするあたりで幾つか粗末なショットがあったけれど、あれ以外は安定したプレーができたね。あれを除けばソリッドなラウンドだったよ」。

2015年 M2M ロシアンオープン