2018年ライダーカップコースで開催されるフランスオープン
今週の大会は、次に欧州の地で開催される「ライダーカップ」(2018年大会)のホストコースが戦いの舞台となる。フランスのル・ゴルフナショナルで開催される「アルストム・オープン・ド・フランス」(フランスオープン)には、昨年のライダーカップに出場した7人のスター選手たちが名を連ねている。
ディフェンディングチャンピオンのグレーム・マクドウェルをはじめ、トーマス・ビヨーン、ジェイミー・ドナルドソン、ビクトル・デュビッソン、スティーブン・ギャラハー、マルティン・カイマー、そしてリー・ウェストウッドといったグレンイーグルス(前回ライダーカップ)のチームメイトたちが、大陸ヨーロッパでは最古のナショナルオープンである同大会の第99回大会に臨むのである。
大会3連覇を目指すマクドウェルは、2013年に4打差でリチャード・スターンを下して大会初優勝を遂げると、昨年は米国のケビン・スタドラーとタイのトンチャイ・ジェイディーに1打差をつけてタイトル防衛に成功している。
北アイルランド出身のマクドウェルは、2014年の「ライダーカップ」は3戦全勝を飾っており、そのうち2戦でパートナーを務めたフランスのビクトル・デュビッソンは、2018年に欧州代表が米国勢を迎え撃つことが決まっているル・ゴルフナショナル・アルバトロスコースで地元の期待を一身に浴びてプレーする。
デュビッソンは先週の「BMWインターナショナルオープン」でのトップ20入りを経ての帰国となる。彼は2011年のトーマス・レベ以来となるフランス勢による地元大会の優勝を目指して大会に臨むことになる。
カイマーも2009年にチームメイトのウェストウッドをプレーオフで破っており、ル・ゴルフナショナルでの優勝経験のある一人。「全米オープン」、そして先週のミュンヘンと2週連続の予選落ちからのバウンスバックを期している。
デュビッソンに加え、2015年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」では「アブダビHSBCゴルフ選手権」で優勝を果たしているガリー・スタール、そして2014年に2勝を挙げたアレクサンダー・レビの2人も地元優勝を狙う有力選手であるといえる。
フランスの首都パリの郊外に佇むル・ゴルフナショナルは、ヨーロピアンツアー・デスティネーションの一つであり、ヨーロピアンツアー・プロパティのメンバーコースでもある。