2014年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ

連勝を視野に入れるドナルドソン

2014/09/04 08:18
出場試合2連勝を狙うジェイミー・ドナルドソン(Stuart Franklin/Getty Images)

「D+D REALチェコマスターズ」で優勝し、1週間の休養を経て新たな活力を取り戻したと感じるジェイミー・ドナルドソンは、「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」で欧州ツアー2連勝を狙う。

レース・トゥ・ドバイで4位につけるウェールズのドナルドソンは、欧州ツアー3勝目を挙げた後、南アフリカのヘニー・オットーが優勝を遂げた先週の「イタリアオープン」には出場せず休養を取っていた。

38歳のドナルドソンは、スイスのクランスシュルシエレGC行きへただならぬ熱意を見せていた。この大会への出場は11度目となる。

「色々な意味で『チェコマスターズ』は素晴らしい1週間だった」とドナルドソン。

「1週間、家で休んで充電したから、やる気がみなぎっているんだ」

「クランスへ帰って来るのはいつだってすばらしいし、この大会を本当に楽しみにしている。ここへ来るのが好きなんだ。この景観は見飽きることがないね」

「2001年にスポンサーの招待で最初にプレーした欧州ツアーの一つだから、いくつか特別な思い出もあるんだ。ここではそれなりの成績を収めているので、気持ちいいんだ」

ドナルドソンは「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」では2011年と2012年にトップ10入りを果たしている。昨年は予選落ちを喫しており、ここにクランスシュルシエレの難しさを見ることができる。

ドナルドソンは「ゴルフを試す場として最高なんだ。たとえ自分が良いプレーをしていても、ここはとてもトリッキーなコースとなることがある」と続ける。

「今週はショートゲームに重点を置くことになる。グリーンが小さく、毎回捕らえるのは難しいからね」

「チップショットが多くなるのは見えているから、寄せてのパーセーブが不可欠だし、チャンスが来たら決めないといけない」

この大会は1923年に第1回が開催されていて、今回で80回目となる。1939年以降は、一貫してクランスシュルシエレで開催されてきた。

「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」でのここ数年の経験から、ドナルドソンは、来年は「全英オープン」直後の7月に開催される、この大会の進化を感じ取っている。

「けっこう変わったね。特にここ2、3年は」と言う。

「ここへ来始めてから7、8年は、コースはほとんど変わらなかった。でも、今年も昨年も変更があった。僕の目から見ると改善されてきている」

「新たにたくさんのバンカーが造られたし、フェアウェイのアンジュレーションが変えられたところもあるから、新たな試練という感じがして、いいんだよ。バンカーの配置が手強くなったね。見た目もよくなったよ」

2014年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ