ホームの地の利を活かしたいデュビッソン
「アルストム・オープン・ド・フランスオープン」でのティアップへ向け準備を進めるビクトル・デュビッソン。彼は今週、ル・ゴルフ・ナショナルでの地元ギャラリーの声援を最大限に活かしたいと思っている。
フランス出身のデュビッソンは、母国のナショナルオープンであるこの大会に過去5回出場しているが、予選通過は僅か2回に留まる。最高成績は昨年の18位タイとなっている。
しかしながら、その後、「トルコ航空オープン」で優勝し、「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」では2位に入った。24歳のデュビッソンは躍進を遂げ、世界ランキング22位となり、今大会の優勝候補の一人に挙げられるまでになった。
「ギャラリーの応援を楽しみたいと思います」とデュビッソン。「特にここは人々がとても優しいですから」。
「素敵な大会です。今年はグリーンが素晴らしいですし、今週は観客が僕の味方になってくれますからね」。
このまま行けば9月に「ライダーカップ」のデビューを果たすことになるデュビッソン。2018年には同大会がこの場所で開催されることもあり、カンヌ生まれのスター選手は欧州代表チームのレギュラーに定着することを熱望している。
「代表チームに選出されたら素晴らしいですね」とデュビッソン。「ランキングは接戦になってきています。僕の後ろにつけている選手たちも良いプレーをしていますので、僕もポイントを獲得しないといけません」。
「ゴルファーにとってあの大会は最高の舞台ですからね。夢のようなものです」。
「ここで『ライダーカップ』が開催されるのはフランスにとって大きなことです。数年前までは、『ライダーカップ』がフランスで行われるなんて夢にも思っていませんでした」。
「ボルボ中国オープン」でヨーロピアンツアー初優勝を果たしたアレックス・レビーも虎視眈々と2勝目を狙っており、今週、地元の有力な優勝候補はデュビッソン唯一人というわけではない。
「母国のナショナルオープンでプレーできるのは素晴らしいことですね」とレビー。「ここは本当に見事なゴルフコースです」。
「フランスの観客の前でプレーするのは最高ですし、今週は自分にとって良い1週間になればと思います」。
「家族や友人が来てくれるので嬉しいですね。今週はエンジョイしています。フランスでやるからと言って過度のプレッシャーを感じているわけではないのです」。
「気分は良いですね。ロングゲームは更に良くなりましたし、今週も良い感じが続けばいいですね」。