2013年 M2M ロシアンマスターズ

火がついたホーイ、優勝争いを席巻

2013/07/28 08:29
ムービングデーの65で一気に独走態勢を築いたM.ホーイ(Getty Images)

M2Mロシアンオープン3日目は、マイケル・ホーイが自身5度目のヨーロピアンツアータイトルに向けて輝かしい復活を遂げるべく首位に躍り出た。

4度のツアー優勝を誇る北アイルランド出身のホーイだが、今季は25位以上の成績を収めることができておらず、ここ10試合で7度の予選落ちを喫している。

初日、2日目をそれぞれ「70」、「67」で回り首位から1打差で決勝ラウンドを迎えた34歳のホーイ。彼は今週優勝をするためにはミスをなくす必要があると語っていた。そして彼はそれを実践して見せた。6バーディ、1ボギー、そして8番ホールではイーグルを奪うゴルフで今週ここまでの大会最少スコア「65」をマークした。

3日を7アンダーで回ったホーイは、最後に優勝した昨年のハッサンIIゴルフトロフィーでは通算14アンダーとし、2位に5打差で最終日を迎えていた。「今日はやること全てが自分の思うようにうまくいった日だったね。本当に良いゴルフができたよ。良いスウィングができていたし、要所要所で切れのあるプレーができてそれがスコアメイクに大いに役立ったよ」。「例えば9番ホールでは70フィートのパットを決めることができた。あれは今日一番のプレーだったね。あの距離はなかなか決められるものではないから、ちょっとしたボーナスのようなものだね」。

「スタートホールで良いバーディを奪ってリズムを掴むことができた。ピンそば5フィートにつける素晴らしい8番アイアンが打てたよ。そして最高の形で前半を折り返せたね。7番ホールではグリーンの外からカップインしたし、8番ホールでのイーグルも最高だったね。あれはティショットをドライバーで打って、2打目は3番アイアンでピンそば8フィートにつけたんだ」。

「先ほど言った通り、本当に僕の理想通りのプレーができたよ。そして9番ホールでは物凄く良いバーディパットを決めることができて10番ホールでも更にバーディを奪えた。11番ホールでは唯一1打落としたけど、今日はたくさん僕の思い通りのプレーができたよ」。

「今週はとても良いパッティングができている。パッティングの出来でスコアに違いが出るね。全てはパッティングだよ」。

「とても良くラインが読めていたことは言うまでもないけど、だからと言って当然のように決めることはできないものさ。今日は僕にとって思い通りの日になったけど、明日はそれが誰か他の選手に起こるかもしれない。過去にもこのポジションで最終日を迎え優勝した経験があるから、それはプラスだね。でも明日も良いボールを打って良いパッティングをしなくてはならない」。

2日までの首位だったリカルド・カールバーグ、そしてイングランドのマシュー・ニクソンは共に通算9アンダーで2位タイとしている。カールバーグは序盤で4打落としていたが、そこから挽回しスコア「72」で3日目を終えた。一方ニクソンは欠点のないゴルフでスコア「68」をマークした。

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