アレックス・ノレン再びノルデアマスターズのタイトルを狙う
アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)が今週故郷の地に戻ってきた。2年前に圧倒的な強さを見せて優勝した「ノルデアマスターズ」の再現を期して。
ノレンは2011年、ブロホーフスロットGC(ストックホルム)で開催されたこの大会で7打差での余裕の勝利を飾った。3日目にコースレコードの「63」をたたき出し、最終日は11ストロークのリードからのスタートだった。
30歳のノレンはリチャード・S・ジョンソン(スウェーデン)が優勝した2010年の翌年に優勝し、スウェーデン人の二年連続タイトルを保持した。昨年はリー・ウェストウッド(イングランド)に敗れ、ノレンは10位タイという結果に終わりタイトル防衛には至らなかった。
今シーズントップ10に3度入っているノレンは、隅から隅まで知り尽くしたこのコースに戻る事が4つ目の欧州ツアータイトルへのきっかけになれば良いと願っている。
「私はブロホーフで何度もプレーしている」とノレンは述べた。「モナコに移住する前、夏の間実家にいる時は毎日来たものだ。先週のウェントワースクラブのグリーンに少し似た所がある。どこに打てば良いか分かればとても簡単になる。ここでプレーできるのはとても心強い。ストックホルム出身だからもちろんこの大会は特別だ。たくさんの友達や家族も来てくれるしね」。
「プレーの調子は良いと思います。先週のティからグリーンに至るまで、今まででも最高の出来だった。バーディのチャンスを逃し、2パットし過ぎたけれど今週はいけそうな気がする」。
腰の負傷で先週の「BMW PGA選手権」の出場を諦めたライダーカップの選手、ピーター・ハンソン(スウェーデン)もノレンと同じく故郷での優勝を狙っている。
昨年11月の「BMWマスターズ」で欧州ツアー6つ目の優勝を果たしたハンソンは、 この「ノルデアマスターズ」がアーランダスタッドGC(スウェーデン)で開催された2008年に優勝し、昨年は3位タイだった。
同胞のニコラス・ファス(スウェーデン)は先週の「BMW PGA選手権」で12位タイの成績をもって帰国する。そんな中、2012年欧州チャレンジツアーで4度優勝している新生のタレント、クリストファー・ブロバーグ(スウェーデン)も加わりスウェーデン組の勢いはますます高まる。
一方、 日曜日にウェントワースクラブでの「BMW PGA選手権」でプレーオフの末、劇的な勝利を飾ったばかりのマッテオ・マナッセロ(イタリア)もこのコースにやって来る。
20歳のマナッセロは欧州ツアーの大イベントを最年少で優勝し、今年の「レース・トゥ・ドバイ」の首位となった。それだけではない。マナッセロはこの優勝によって2週間後の「全米オープン」の出場権をも手にした。