ローズ、ウェントワースでの開花宣言

ジャスティン・ローズ（イングランド）は近いうちに大きな結果を出せると信じている。そしてそれを今週の「BMW PGA選手権」で果たしたいと切に願っているのだ。

ローズは今年出場したPGAツアーの7試合で6度のトップ25フィニッシュを収めているが、まだ勝ち星は挙げていない。そして今週ホームタウンに戻りウェントワースクラブで開催されるヨーロピアンツアー最高の大会に挑む。「この大会は是が非でも勝ちたい大会だ。昨年プレーオフで敗れているから特に今年は雪辱に燃えているよ」と世界ランキング4位のローズは語った。

「この大会は僕が絶対に勝ちたい大会のリストに入っているんだ。メジャー大会以外では、この大会を上回るものは数少ない。幼少期にたくさんの素晴らしい選手たちを見た思い出が詰まっている場所、この家族や友人たちのいるこの故郷に戻ってくることは本当に嬉しいことだよ」

「僕にはまだ大きな勝利はないけど、とても良い状態でここに来た。これまで通り我慢強いゴルフをし続ければ、すぐそこまで来ている勝利を手にすることができると思う。そしてもちろんメジャー大会が始まるまでにまだ多くの良い大会が待ち受けている」

「僕はめったにここに戻ってくることはないんだけど、とても記憶力がいいんだよ。だいたいどこに車で行くにも道がわかるんだ。普段ツアーに出ているときはナビに頼っているけど、ここではそれなしでドライブできるから気分がいいね」「ノースハンプシャーにある僕の地元のクラブに行って、そしてバーでビールを飲み、懐かしい面々に会えることは本当に素晴らしいことだよ。今週は僕にとっての原点の週ともいえるね」「みんな僕をとても良く歓迎してくれるんだ。僕のマネージャーもクラブハウスで僕の帽子を被ってはしゃぎまわったりしているよ」

ローズは今大会で昨年10月のライダーカップで勝利して以降、初めてイングランドを訪れた。そして去年の2位という成績によって今でもあの「メダイナの奇跡」の熱狂がここには存在している。「アメリカにいることはとても面白い。僕はスカイスポーツがどのようにあのライダーカップのリプレーを流しているか知っているよ。今でも人々はあの17番ホールのパットをどうやって決めたんだい、と口にしているよ」

「だからみんな今でもあの時のことを夢見るし、色々なことをそれに結びつけるんだ。昨夜もその映像を見たけど、ライダーカップがいかにヨーロッパにとって大きなものか、そしてみんながとても熱狂する特別なものであることがわかるよ」

「今日サインをしたもので一番おもしろかったのは、あるファンが、僕らがメダイナの橋で優勝のシャンパンシャワーをしたときのシャンパンボトルを幸運にも持ち帰って、それに選手みんなのサインをもらっていることだったよ」