首位グループを追走するウーストハイゼンとフリートウッド
バランタイン・チャンピオンシップ初日、2010年の全英オープンの覇者ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)と同年の英国アマチュアチャンピオンのトミー・フリートウッド(イングランド)が先にホールアウトした首位グループに1打ビハインドで雨天遅延のため2ホールを残してホールアウトした。
フランスのJB・ゴネット、オーストラリアのK・プラット、スウェーデンのJ・エドフォース、イングランドのM・ボールドウィン、そして韓国の金基換の全員が2時間10分の雨天及び視界不良によるサスペンションの後、スコア「67」の5アンダーで首位タイとなっている。
フロリダから韓国まで自家用ジェットで移動してきた南アフリカのウーストハイゼンは、前半9ホールをスコア「30」の6アンダーとして単独首位に立つ素晴らしいスタートを切った。
彼の単独リードは10番ホールと12番ホールのボギーで消え去った。一方22歳のフリートウッドは雷によるサスペンドとなる前に、4ホールのうち3ホールでバーディを奪いその日のプレーを終了した。
世界ランキング7位のウーストハイゼンは1番ホール(パー5)でグリーン横のバンカーから素晴らしい寄せでバーディを奪うと、続く2番ホールでもアプローチを5フィートにつけバーディ。さらに3番ホールと4番ホールでもそれぞれ15フィートと20フィートのバーディパットを沈め、出だしから4連続バーディを奪った。
5番ホール(パー5)はドライバーをフックさせ、続くアプローチにも失敗しこのホールをパーとし連続バーディは途絶えたが、続く6番ホールで7フィートのパットを沈め再びバーディを奪った。
ウーストハイゼンは8番ホールでも12フィートのパット沈めバーディを奪い、前半を「30」で折り返した。しかし荒天サスペンドのため16番ホールまでのプレーとなったバックナインでは、いまのところひとつもバーディを奪えていない。
「よいスタートだったね」とウーストハイゼン。「よくボールが打てているよ。前半はとてもよく打てていたね。いくつかの長いバーディパットも決めることができた」。
「10番ホールのティショットから天候が悪化し始め風が強くなった。そしてミスショットを2回して寄せて一打で入れるには難しい位置に打ってしまいボギーとしてしまった。でも全体的にとても良いフィーリングで打てているし、スピンも利いている。今日のフロントナインのようなゴルフはここしばらくできていなかったね」。
前半を「32」で回った29歳のゴネットは2007年のスカンジナビアでの大会で2位となって以来、ここ7年のヨーロピアンツアーでのベストフィニッシュとなった。そしてバックナインは8ホール連続パーの後、18番ホール(パー5)で2オンに成功し、2パットでのバーディフィニッシュを決めた。
「リーダーボードで自分の名前が載ることはとても良い気分だ。ここ何年も今日のようなプレーができていなかったからね」と今季1度しか「70」を切れていないゴネットは言った。
「今日はティショットをまっすぐ打つことができた。パッティングも良かったね。5アンダーはとても良いスコアだよ」。
2006年のルーキーイヤーに3勝を挙げて以来、ヨーロピアンツアーで勝っていないエドフォースは14番ホールで10フィートのパットを沈め、この日6つ目のバーディを奪った。
「今日はフロントナインでとても良いスタートを切ることができ、本当にとても良いゴルフができたよ」と彼は言った。
バックナインからスタートした昨年の覇者B・ウィスバーガーは前半を3アンダーの「33」で回ったが、荒天による遅延後、いくつかのパットをミスし、スコアを1アンダーまで下げてしまった。
アイルランドのP・ローリーと韓国のイ・ジョンファンと共に暫定6位タイのフリートウッドとウーストハイゼンは2日目の午前7時半から初日の続きをスタートする。