韓国での復調を目論むT.ジェイディ
トンチャイ・ジェイディ(タイ)は韓国で今週開かれる「バランタイン選手権」で、アジアの舞台で多くの成功を求めるべく、シーズン序盤の調子を取り戻すことを目指している。
済州島のピンクス・ゴルフクラブで開催された4年前の大会王者であるジェイディは、今シーズンの出だし、アブダビとドバイで続けて9位タイに終わった後、ボルボゴルフチャンピオンズを3位で終えて勢いをつけた。
4つのヨーロピアンツアーの大会でいずれも予選は通過したものの、シーズン序盤の勢いに陰りが見え、ここ最近のレース・トゥ・ドバイの3大会へはいずれも出場しておらず、リフレッシュされた感覚で競技に戻ることを望んでいる。「休養から戻ってきて、充電できたように感じている。ここ2週間思うようなパットができなかったので、パットを重点的に練習してきた」。
「多くは今週の天気によるところが大きいだろう。済州島で優勝した時、天気に“殺される”ようだった。あの時はとても寒かったからね」。「このゴルフコースは済州島とは異なる。丘が高く、グリーンは非常に速く、傾斜も大きい。コースは昨年とほとんど同じだ。いくつかのホールの位置を除いて特に変わっていない」。
ジェイディは2009年のバランタイン選手権を、ゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(スペイン)とカン・ソンフン(韓国)とのプレーオフの末に制したが、これは彼にとってレース・トゥ・ドバイを19位で終えたそのシーズンでの2勝目だった。そして同年が彼のヨーロピアンツアーにおけるベストシーズンだった。
彼はアジアの舞台で4回目のヨーロピアンツアーのタイトルを獲得した後、昨年のISPSハンダ・ウェールズ・オープンでヨーロッパを舞台にした大会で初優勝を飾った。そして現在はアジアの舞台に戻り、より多くのトロフィーを獲得することを望んでいる。「これまで世界中でプレーしてきたが、アジアかヨーロッパかと言う違いは今週のバランタイン選手権のようによくオーガナイズされている大会である限り関係ないことだ」。
「自分自身にあまりプレッシャーをかけるつもりはない。再び優勝ことができれば、それはもちろん良いことだ。ただ、もし優勝できなかったとしても次の大会に向けてしっかり準備するよ」。「ゴルフでは、先がわからないことだらけだ。たくさんのアップダウンがある。ただもっと大切なことはうまく行かない時でも一週間しっかりプレーすることだ」。
「優勝に向けて我慢を続けることが必要だと分かっているし、最後にうまくいくことを祈っているよ」。