2013年 アフリカオープン

イーストロンドンでの活躍を期す新鋭たち

2013/02/12 18:22
歴代優勝者が不在の中、今年も南アフリカ勢が母国タイトルを防衛するのか。J.クルーガーも候補の1人だ (Getty Images)

欧州ツアーがヨハネスブルグから東ケープへと移動して、「アフリカオープン」が開催される今週は、南アフリカの若手選手たちにとって、同国の先輩選手たちのような活躍を見せる絶好の機会となる。

南アフリカで今年6回開催される欧州ツアーの第5回目が、イーストロンドンゴルフクラブにて行われる。これまで、2人のメジャー優勝経験のある南アフリカ人選手が同大会を席巻しており、今年も自国選手優位が予想される。

チャール・シュワルツェルは2011年に「マスターズ」を優勝する前に、同大会の開催初年となった2010年大会で優勝した。同じく、2010年の「全英オープン」覇者のルイ・ウーストハイゼンは過去2年間この大会の覇者である。

過去に南アフリカで開催された欧州ツアーとサンシャインツアーの共催大会51回中31回で自国の選手が優勝するという驚異的な数字を残している南アフリカの選手陣。次世代の選手達も同じ道を歩もうとしている。

特に過去2年間「アフリカオープン」で4位の成績だったジャコ・バン・ジルと、2度トップ10入りしたジェイブ・クルーガーらは、先週の「ヨハネスブルグオープン」で優勝したリチャード・スターンに続く2週連続となる南アフリカ勢による母国での優勝を狙っている。

欧州ツアー通算6勝のスターンは、次週の「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の出場権を得ているため、今週の試合を辞退したが、その結果、昨年の「アバンサマスターズ」で大躍進を遂げたクルーガーなどの知名度の高くない選手たちに扉を開くこととなった。

「南アフリカでの共催大会はとても大きなことだ。ルイが全英オープンで優勝した後に、この大会を優勝したことにより、さらに意味が増したんだ。今年のサンシャインツアー中最大の大会となり、間違いなくファンの声援が後押ししてくれる」とクルーガーは述べた。

大会には強力な他国の選手も参加する。2012年新人賞に輝いた、ポルトガルのリカルド・サントスはここ4週間で3度10位以内の成績を挙げており、先週はヨハネスブルグで3位タイに食い込んでいる。

クオリファイスクールを卒業した選手達も、2011年にプレーオフの末、ウーストハイゼンに破れ2位タイの成績のマニュエル・キロス、そして昨年、同じくウーストハイゼンに次ぐ成績をあげたチャート・ バン・ダ・ウォルトら過去の卒業選手達の成績のおかげで自信を持って大会に臨めるだろう。

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