2022年 ネッドバンクゴルフチャレンジ

「ネッドバンクゴルフチャレンジ」で知っておくべき5つのこと

2022/11/09 13:19
日本でも人気ある

今季DPワールドツアーも残すところ2大会。今週は、2019年以来となる「ネッドバンクゴルフチャレンジ」が開催される。大会について知っておくべき5つの事柄は次の通り。

「ネッドバンクゴルフチャレンジ」が帰ってくる

「ネッドバンクゴルフチャレンジ」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年間シーンから遠ざかっていたが、節目の第40回大会がゲーリープレーヤーCCに帰ってきた。1981年に第1回大会が開催され、2013年からDPワールドツアーのスケジュールに組み込まれた南アフリカスポーツ界の年間行事におけるハイライトとも言えるこの大会は、絶え間なく発展を続けている。今年のフィールドはDPワールドツアーの上位ランク、昨季サンシャインツアーの年間王者、そして5人の招待選手による60人で構成される。これまで大会の優勝トロフィーは偉大なる王者の手により掲げられており、その栄えある優勝者リストにはセベ・バレステロスベルンハルト・ランガーイアン・ウーズナム、サー・ニック・ファルドコリン・モンゴメリー、そして大会3勝のアーニー・エルスが含まれる。

フリートウッドの防衛戦

今週は、トミー・フリートウッドが長く待ち望んだ防衛戦に臨むことになる。このイングランド人選手には、3年に及ぶ無勝利期間にピリオドを打つことを楽観視できるだけの理由がある。彼はこれまでこの“アフリカのメジャー”に5回出場し、自己ワーストは21位タイ。2度の14位タイと10位タイを経て、2019年に優勝を遂げている。現在ランキングで13位につけており、直近に出場したサウスカロライナでの「CJカップ」ではトップ5入りしたほか、今年の「スコットランドオープン」と「全英オープン」でもトップ5に入っている。しかし、手強い地元勢もフリートウッドによるタイトル防衛を阻むことに自信を持っている。スリストン・ローレンスは今季DPワールドツアーで2勝しているほか、日曜にサンシャインツアー14勝目を挙げたジョージ・クッツェーは、勢いそのままにサンシティにやって来る。

ハリーバードントロフィーを巡る攻防

ライアン・フォックス(Andrew Redington/Getty Images)

今季も残り2戦となる中、ライアン・フォックスはニュージーランド人初のDPワールドツアー年間王者へ大きく前進するチャンスを手にしている。今週南アフリカで勝利すると、ロリー・マキロイを抜いてナンバーワンへと浮上し、来週のドバイでは自力での年間王者獲得が可能となる。2位に入ることでも、北アイルランド人選手に肉薄できる。賞金総額600万米ドルで、DPワールドツアーポイントも通常より多い7000ポイントが分配される今大会では、アドリアン・メロンクジョーダン・スミス、ローレンス、フリートウッドといった面々が勝利によるランキングの浮上を狙っている。

重要な一戦

「ネッドバンクゴルフチャレンジ」の幕が下りると、ハリーバードントロフィー獲得の可能性を残すのは限られた選手のみとなるが、ゲーリープレーヤーCCのフィールドに名を連ねる全ての資格保有選手には、シーズン最終戦である「DPワールドツアー選手権」行きのチケットを手にするチャンスが残されている。今週の大会終了時点でトップ50につける選手がジュメイラGEへと駒を進める中、資格保有選手で最も低いランキングはウィル・ベッセリンクの76位となっている。このオランダ人選手と50位との差は164ポイントで、2度目の最終戦出場を果たすには今季の自己ベストに匹敵する結果が必要となる。

キャプテンが街に

ルーク・ドナルド(Gregory Shamus/Getty Images)

5人の招待選手の一人として大会に出場する「ライダーカップ」欧州選抜キャプテンのルーク・ドナルドは、彼のチーム入りを熱望する選手たちを視察することになる。今週のフィールドには副キャプテンのエドアルド・モリナリをはじめ、2023年に「ライダーカップ」での戦績を積み上げることを期しているフリートウッド、トービヨーン・オルセン、ラファ・カブレラベロー、さらには大会デビューを目指すメロンク、ロバート・マッキンタイア、スミス、そしてラスムスとニコライのホイゴー兄弟らが名を連ねている。

2022年 ネッドバンクゴルフチャレンジ