ドバイでの挑戦を見据えるマット・ウォレス
マット・ウォレスは10月の「スコティッシュ選手権」(フェアモントセントアンドリュース)でのプレーと同様、今週開催される第1回「ゴルフ イン ドバイ選手権」で優勝争いに絡むことを望んでいる。
「スコティッシュ選手権」の序盤で見事なプレーを見せたイングランド人選手は、54ホールを終えた時点で3打差の首位に立った。アドリアン・オタエギ(スペイン)が最終日に「63」をマークする猛追を見せて優勝へ邁進したことで、ウォレスは2位に甘んじたが、公式世界ゴルフランキングにおけるトップ50圏内への復帰を狙うなか、ジュメイラ・ゴルフエステーツで再び優勝へチャレンジすることを見据えている。
ヨーロピアンツアー4勝のウォレスは、「感じはとても良いし、これからの数週間をとても楽しみにしている」と述べた。「自分のゴルフができていて、とにかく安定しているから、同じことを何度も繰り返していくことで、スコットランドのような結果を出して、優勝のチャンスを手にすることができればと思っている」
「優勝争いができるのは、今だと確信している。良いプレーができているし、練習ラウンドでできていることが、大会中もゴルフコースで再現できるという手応えがあるんだ。僕はコースでそれができているので、それを再現させれば良いだけ。自分の中にそれができるだけの期待値はあるし、現在、世界で51位と、トップ50圏外になってしまったから、またトップ50以内に復帰することを狙っている」
一方、今週の大会が10月以来の実戦復帰となるトーマス・ピータースは、練習方法の変更が奏功することを期待している。新型コロナウイルスの感染拡大による4カ月の中断期間中に父親となったピータースにとっては、「BMW PGA選手権」(62位)が直近の出場大会となっている。
しかし、相当量の練習を積んできたベルギー人選手は、実戦復帰を楽しみにしている。「調子は良いはず。たくさん練習してきたからね」とピータース。「練習方法を変えたんだ。少し構成的にして、効率を上げたんだ。8週、あるいは9週間ぶりの実戦だから、活動を再開することができてとても満足しているよ」