パトリック・リードが再び「BMW PGA選手権」に降臨
今週のウェントワースに「レース・トゥ・ドバイ」のリーダー、パトリック・リードがティアップすることが決まった。ダニー・ウィレット、マット・フィッツパトリック、トミー・フリートウッド、ティレル・ハットン、そしてジャスティン・ローズが参戦するほか、いずれも「ライダーカップ」のレジェンドであるリー・ウェストウッド、イアン・ポールター、そしてマルティン・カイマーも2020年の「ロレックスシリーズ」第3戦である「BMW PGA選手権」のフィールドに名を連ねている。
今週開催される「BMW PGA選手権」への出場を表明したリードは、トップに立つ「レース・トゥ・ドバイ」のリードを広げたいと願っている。
昨年ウェントワースクラブでのデビューを果たした米国人選手は、この大会で4位タイに入り、2019年のヨーロピアンツアーで7度記録したトップ20入りのうちの一つを果たした。
彼は有名なウエストコースで週末に「67」と「66」をマークし、優勝したウィレットと5打差で大会を終えた。この2人の「マスターズ」王者は、強豪揃いの今週のフィールドにその名を連ねている。
「昨年は、初めて出場したBMW PGA選手権でとてもエンジョイすることができた」とリード。「英国のファンが温かく僕を迎え入れてくれたことは、もちろんその大きな要因であり、それだけに今週はファンが来られないのは残念だけど、皆テレビで観戦するのは確かなところだし、今年も素晴らしい大会になるよ」
「またウェントワースでプレーするのを楽しみにしている。最高のコースで、またかなり手強いフィールドになるから、良いプレーができればと思うし、昨年のデビューで残した成績を上回ることができればと思っている」
今年「WGCメキシコ選手権」を制覇した世界9位のリードは、ウィングドフットで開催された「全米オープン」で13位タイに入ったことで、「レース・トゥ・ドバイ」首位の座に返り咲いた。彼は2位に28ポイント差をつけてヨーロピアンツアー年間ランキングのトップに立っており、2018年の「レース・トゥ・ドバイ」でフランチェスコ・モリナリに次ぐ2位に入っており、今年はその一つ上の順位を目指している。
「まだ『マスターズ』を含め、大会はたくさん残っているけれど、僕は『レース・トゥ・ドバイ』制覇へ向け、大きなチャンスを手にしている」と、2019年初めにヨーロピアンツアーの名誉生涯会員となったリード。「『BMW PGA選手権』での優勝は、もちろんその目標達成へ大きな助けとなるね」
今週の「BMW PGA選手権」を含め、ヨーロピアンツアーでは2週連続で「ロレックスシリーズ」が開催されることになる。先週の「ASIスコットランドオープン」では、アーロン・ライがイングランドの同胞であるフリートウッドをプレーオフで退けて優勝を飾った。