欧州男子ツアー

最もウザいゴルフの決まり文句は?

2020/02/15 09:10
トミー・フリートウッドは“気にならない”※撮影は2019年「全英オープン」

これはブライソン・デシャンボートミー・フリートウッドマシュー・フィッツパトリックといったヨーロピアンツアーの選手たちが語った、最もうっとうしいゴルフの決まり文句や癖である。

いつでも心をとどめておく

ブライソン・デシャンボーは使い古された「いつでも心をとどめておく」にイライラ※撮影は2019年「ザ・ノーザントラスト」(Jared C. Tilton/Getty Images)

ブライソン・デシャンボー「この、いつでも心をとどめておく、というのは使い古しの決まり文句みたいなものなんだ。どっちみち、やらなければならないことだしね。これについては、説明するのが難しい。というのも、僕は試合でプレーするときは、集中しきっているので、何があろうと、常に心を大事な瞬間にとどめておいてきたから。これが苦手な人には良い言葉だとは思うよ。なかにはこれで苦しんでいる人もいると思うけれど、僕はいつだって大事な瞬間で集中できていた。そんなこと言われなくても、すでにベストを尽くしてやっているさ、みたいな感じかな」

トミー・フリートウッド「(決まり文句は)気にならないよ。まあ、1打ずつ打つしかないわけだから、僕は良いと思うよ。それ以外何ができるのか僕には分からないな。決まり文句というのは、僕らができる全てのことだから。僕は単にハッピーな男で、世界が好きなんだ」

1打1打に集中

アンディ・サリバンは言われなくても「1打1打に集中」※撮影は2016年「アブダビHSBCゴルフ選手権」(David Cannon/Getty Images)

アンディ・サリバン「1打1打に集中というのは、とてもイラつく言葉だね。特に、自分で十分やるべきことが分かっているのに、誰かから“1打1打に集中だ”と言われるとね。それ以外何ができるっていうんだい?一度に2打を打てるわけじゃないのだから、他にしようがないよね」

僕ら

エディ・ペパレルは「僕ら」の使い方に物申す※撮影は2018年「英国マスターズ by Sky Sports」(David Cannon/Getty Images)

エディ・ペパレル 「うっとうしいなあと思うのは、選手が良いショットを打ったり、良いラウンドをしたりしたときに“僕ら”という言葉を使うときだね。何だか、誰もが選手の手柄だと承知していながら、選手とキャディがチームとして良い仕事をしたとわざわざ言っているように思えるし、この言葉はうまくいかなかったときのみ使われるべきなんだ。だから僕は、この“僕ら”という言葉は、本来使うべきでない場合において使われていると思っている」

このパットを入れようぜ

シェーン・ローリーには「このパットを入れようぜ」が禁句

シェーン・ローリー「キャディに“このパットを入れようぜ”と言われると、僕は振り返って、僕は今何をしようとしているのかな?と言うんだ。僕が外そうとしているとでも思うのかい?ふざけているよ。(キャディの)ボーには言ってあるから、彼はそれが禁句だと知っているんだ」

早過ぎる“ナイスショット”

ベルント・ヴィースベルガーは早過ぎる“ナイスショット”※撮影は2019年「イタリアオープン」(Quality Sport Images/Getty Images)

ベルント・ヴィースベルガー「良いティショット、あるいは良いドライブを打つと、ボールがまだ空中にあるのに“ナイスショット”って言われるけど、フェアウェイを通り越して、バンカーやラフに入っちゃうことってあるよね」

リーダーボードは見ない

マシュー・フィッツパトリックは「リーダーボードは見ない」にカチン※撮影は2019年「イタリアオープン」(Quality Sport Images/Getty Images)

マシュー・フィッツパトリック「優勝争いをしている、あるいは首位の選手が“リーダーボードは見ない”と言うことがあるけれど、あれは僕がこれまでで聞いた一番の大嘘だね。見逃しようがないのだから。(縦横)6m x 9mの大きさがあるから、見逃せないんだ。だから、あれにはイラつくね」