「スコットランドオープン」で知っておくべき5つのこと
ヨーロピアンツアーは「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン」の開催地であるスコットランドへと舵を切った。今週も「ロレックスシリーズ」が戦いの舞台となる。イーストロージアンのリンクスで行われる大会について、知っておくべき5つの事柄は次のとおりだ。
スター揃いのフィールド
ルネサンスクラブには8人のメジャー王者がティアップするなど、今週のフィールドは世界クラスのタレントに事欠かない。ロリー・マキロイはここ3年で2度目の「スコットランドオープン」出場となるほか、今週は初出場となるメジャー王者のジャスティン・トーマスら米国のスター選手たちもフィールドに名を連ねている。2015年の大会王者リッキー・ファウラー、そして3年連続での大会出場が決まっているマット・クーチャーもイーストロージアン再訪となった。
2週連続のロレックスシリーズ
「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン」は、1月の「アブダビHSBC選手権」、そして先週の「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」に続く2019年シーズンの「ロレックスシリーズ」第3戦となる。最低でも賞金総額が700万ドルとなる同シリーズでは、ワールドクラスの8コースを舞台に、トップスターたちが集結し、見逃すことのできないドラマを織り成している。
イーストロージアンに恋して
今大会は今週はじめてルネサンスクラブで開催される。スコットランドのゴールドコーストとして知られる世界的有名コースが点在する地にできた最新のもの。過去には2017年にステイショアツアー(ヨーロピアンシニアツアー)の「スコットランドシニアオープン」が開催されているが、ヨーロピアンツアーの大会はこれが初開催となる。ルネサンスクラブでは、今大会に続き、8月8日から「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランド女子オープン」も開催される。同一コースで男女の「スコットランドオープン」が開催されるのは、今年で3年連続となる。
地元の人気選手たち
昨年の「ドバイデューティーフリー アイルランドオープン」での成功を受け、今年は「ロレックスシリーズ」2勝目を目指すラッセル・ノックスが注目される。彼に加え、オーバン出身のロバート・マッキンタイアも地元の大声援を受けるだろう。2018年に下部ツアーからの昇格を果たしたマッキンタイアは、今季「ベットフレッド ブリティッシュマスターズ」と「メイド・イン・デンマーク」で連続して2位に入るなど、ルーキーシーズンで輝きを放っている。同じくスコットランド出身のスティーブン・ギャラハーとデービッド・ロウはそれぞれ「ヒーローインドオープン」と「ISPSハンダビックオープン」を制覇しており、2018年に下部ツアー「スコットランドチャレンジ」を制覇しているロウは再び故郷に錦を飾るべくティアップする。
歴史的快挙まであと1打
昨年優勝したブランドン・ストーンは、ヨーロピアンツアー史上初の「59」にあと1ストロークに迫った。南アフリカのストーンによる72ホール目のバーディパットは惜しくも外れ、彼はヨーロピアンツアーで「60」をマークした18人目の選手となった。なお、日曜に「60」をマークしてトロフィーを掲げたのは、彼が4人目だった。今週ストーンがタイトル防衛に成功すると、彼は初めて「スコットランドオープン」を連覇した選手として歴史に名を刻むことになる。