倉本昌弘は7位フィニッシュ 日本勢不調に会長の苦言もポロリ…
2017/09/10 18:33
◇米国シニア◇JAL選手権 最終日(10日)◇成田ゴルフ倶楽部(千葉県)◇7151yd(パー72)
最終18番で2mのバーディパットを沈め、思わずガッツポーズ。日本プロゴルフ協会(PGA)会長の倉本昌弘にギャラリーからは温かい拍手が送られた。1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」。通算10アンダーの7位で大会を終えた。
「きのう我慢できたのが、きょうにつながった。最高の出来だったと思います」。17番(パー5)では236ydから5Wで8mにつけてイーグルを奪い「全体的にパッティングが良かった。長いパットが寄っていたのと3パットが一度もなかった」と振り返った。「練習の成果が出てきたかな」と会長職務に忙殺される中、今週に入ってパッティング練習に時間を割いた。朝は最低でも30分は確保し、ティオフに向かった。
それでも日本ツアー勢の話になると、柔らかい表情が一転した。日本で初めての開催となった米国シニアツアー(PGAチャンピオンズツアー)。日本ツアーから出場した7人のうち5人が全63選手中、50位以下に沈んだ。「会長としては日本人の推薦をたくさん取りたい。出させていただいて一緒にやるのがレベルアップにつながると思う」。多くの日本ツアー勢が下位に沈んだことで出場枠が減る可能性を危惧した。
「またぜひ、来年も戻ってきてほしい。我々は、この週を空けて待っています」。2年連続の開催に強いラブコールを送った。(千葉県成田市/玉木充)