米国シニアツアー

Qスクールの合格枠減少を検討中

2003/07/01 09:00

米国チャンピオンズツアーのクオリファイングスクール(Qスクール)の合格枠を8名から6名に減らすことが同ツアー委員会で検討されている。これについて、全米シニアオープンに出場した選手たちに意見を求めたところ以下のような回答が帰ってきた。

「合格枠が8つしかないだけでも冗談みたいな数字なのに、6名に減らされたらかなわない」

これは昨年末のQスクールを3位タイで通過したマイク・スミスの弁だ。彼は3回チャンピオンズツアーのQスクールを経験した経緯がある。

チャンピオンズツアーのオフィシャルによれば、Qスクールの合格者を減らせば、ツアー25勝を誇るジョニー・ミラーや、8勝ながら全米オープンでも勝利しているジェリー・ペイトなどをツアーに出場させることができるという。

チャンピオンズツアーのディビジョン委員会の1人、ジョー・インマンは「確かにその件に関しては次回ミーティングの議題だが、合格枠は減らしたくないと思っている」と話す。

代替案としては、現在の試合出場枠を78から81に増やすことも検討されているようだが、Qスクールに2回失敗しているジム・チャンシーは「試合に出場できるのは125名でも良いじゃないか。それで予選落ちも作れば良い。多くの選手に出場の機会を与えるべきだ」と主張。

昨年の全米シニアアマに出場したグレッグ・レイノルズは、同年のチャンピオンズツアーQスクール最終ステージで61位タイで出場権を得る事ができなかった。彼は「合格枠を減らしたら、それこそ成功を勝ち取るチャンスがなくなるというものだ」と嘆いていた。

Golfweek