米国シニアツアー

トーランス、米国チャンピオンズツアーを去る

2004/07/27 09:00

今週、チャンピオンズツアーのメジャー「全米シニアオープン」がミズーリ州セントルイスで開催されるが、前回のライダーカップ欧州選抜チームのキャプテン、サム・トーランスは参戦を見送った。家族第一主義のトーランスは欧州に居残る家族と離れ離れで過しながら、米国の地でチャンピオンズツアーに参戦することを前々から悩んでいたが、今回のメジャー不参戦を期に「チャンピオンズツアー」から去ることを決めた。

トーランス不参加のニュースは月曜日に発表されたが、実は「全英オープン」時にザ・ゴルフ・チャンネルはトーランス氏との単独インタビューでこの決意については聞いていた。しかしトーランスに敬意を表し、公式発表が出るまでインタビュー放送を差し控えていた。

サム・トーランス(「全英オープン」時のインタビュー)
「アメリカでプレーすることは大好きだよ。多分生涯プレーしてきたどのツアーよりも好きだし、素晴らしいと思っている。プレーヤーたちも素晴らしいし、最高に楽しいツアーだ。50歳にしては珍しいと思われるだろうが、僕にはまだ幼い子供達がいるんだ。やはり一緒にいたいんだよ。ツアーにいると、毎週日曜日の夜に帰って、月曜日はオフだけど火曜日には次の試合に出発。ほとんど家族と過す時間がないんだ。だからチャンピオンズツアーを諦めることにしたんだ」

◇トーランスのチャンピオンズツアー戦績
参戦16試合、優勝0回、トップ10入り3回、平均スコア71.69、最高成績4位タイ(03年コンステレーション・エナジークラシック)、04年最高成績7位タイ(マスターカードクラシック)