2023年 全米シニアプロ選手権

縁はどこまで…藤田寛之&宮本勝昌がシニアメジャーに同時デビュー

2023/05/25 11:06
宮本勝昌と藤田寛之は同じ試合でシニアメジャーに初挑戦

◇シニアメジャー第2戦◇キッチンエイド全米シニアプロ選手権 事前(24日)◇フィールズランチイースト(テキサス州)◇7193yd(パー72)

藤田寛之は昨年の国内シニアツアーで2勝、賞金ランキングを2位で終えたことで今年のシニアメジャー3大会への出場権を手にしている。今大会は6月の「全米シニアオープン」(ウィスコンシン州セントリーワールド)、7月の「全英シニアオープン」(ウェールズ・ロイヤルポースコールGC)も控えたデビュー戦だ。

フェアなコースにわくわく

賞金王に輝いた2012年以降、海外に出向いた藤田は来月に54歳になる。最後にレギュラーツアーのメジャーに出場したのは2015年の「全英オープン」。米国では同年の「全米オープン」が最後だった。8年が経ちカテゴリーは変わっても、会場に身を置くと「こんなにメジャーの雰囲気が出ているんだなと。当時を思い出します」と記憶がよみがえってきた。

「良い成績を残せればそれに越したことはないけれど、こういう雰囲気を楽しめれば」と当時よりスコアとは距離を置いたようで、練習ラウンドをこなすうちに挑戦欲も湧いてくる。会場は2016年リオデジャネイロ五輪のコースを設計したギル・ハンスのデザイン。「これがアメリカというか。コースに求められるものを感じる。『それができなきゃダメだよ』と言われている感じ。攻略したいという気持ちにさせられる」

米国で笑顔も

前週の日曜日(21日)に渡米した便には、盟友も搭乗していた。長らく同じ芹澤信雄に師事し、「シニアになっても一緒」と笑う宮本勝昌は「過去5年で米国、日本、欧州のレギュラーツアーに優勝した50歳の選手」という資格で一緒にメジャーデビュー。2019年の「中日クラウンズ」を制したことでチャンスが巡ってきた。

開幕前日は藤田、深堀圭一郎兼本貴司と4人で18ホールを回った。「ティショットのプレッシャーは日本の方がよっぽどあるけれど、こっちはグリーンを狙うショットの難度が本当に高い」とコースチェックに余念がない。

昨年のうちに今大会の出場権があることを聞いた宮本は出場を即決したという。「米国が好きなので。メジャーでなくてもシニアの試合は出たいと思っている。その第一歩というところ。ちょっとでも、“ひっかき傷”でも残したいですね」。2人は予選ラウンドで前後の組でプレーする。(テキサス州フリスコ/桂川洋一)

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