輝く未来が待ち受ける!アジアン ツアーCEOジョシュ・バラック
アジアンツアー通信/2017年7月号
2017年シーズンは、ここまで多くの変化が起きている。
ツアーの裏側や、顔であるトーナメントにおいても、多くのすばらしい進展がある。
私の直近コラムでは、パナソニック社をツアーの新たなパートナーとして迎え、タイランドオープンでのパナソニックスイングの立ち上げを発表した。大会は21歳のタイ人ラタノン・ワナスリチャンが、母国のナショナルオープンを落ち着いた最終日の「67」で通算21アンダーとして、後続に2打差をつけて勝利した。ラタノンはインドのシブ・カプールによる10バーディを含む「63」の猛追から逃げ抜いた。
続いて翌週は、別の才能あるタイ人のスティジェット・クーラタナピサンが、アジア下部ツアー(ADT)のシンハー・プーケットオープンで同ツアー史上初となる「59」を記録して、歴史の新たな1ページを切り拓いた。
それまで、ADTにおいてもアジアンツアーにおいても、誰も「59」をマークしたことはなかった。ゆえに、我々がスティジェットの愛称を”ミスター59”としたのは至極当然だ。それは簡単なことではないが、あわよくば我々のメンバーがこの先の大会でもそのようなロースコアを記録することに期待しよう。
このコラムを読む頃には、クイーンズカップも終わっているだろう。この格式高い大会は、9回目にして過去最高の50万ドル(約5550万円)の賞金総額とともにツアーに復活した。
3月、我々は中国ゴルフ協会との戦略的提携関係を通じて、ツアーの中国復帰を表明した。そしていま、私は同国でのアジアンツアー開催に近づいていることを読者の皆様にお伝えできて光栄だ。我々は興奮しているし、この良いニュースは2017年シーズンをより良いものへと変えるだろう。
5月中旬、私はウェントワースで開催された「BMW PGA選手権」を訪れる機会を得た。そこで我々は、欧州ツアー、サンシャインツアーといくつかの建設的な会合を持った。皆さんには、新規大会の発表を近々お伝えできるだろう。
ジェフ・キンブル氏が近頃、新しいコマーシャル(商業)ディレクターとして加わった。戦略的提携関係を組む欧州ツアーでともに働きながら、我々はアジアンツアーとADTのさらなる日程拡大に向け、より多くのスポンサーを惹きつけるべく、ツアーのコマーシャルプログラム再構築に取りかかっている最中だ。アジアゴルフは、地域のゴルフを活性化させる共通目的を持つパートナーにとって、大きな潜在能力を持っている。
最近の進展に続いて、アジアンツアーには多くの前向きなエネルギーが満ちている。私は熱心で情熱的なチームと一緒に働いていることを誇りに思うし、これからも選手たちにとってのベストを追求していきたい。我々はシーズン後半に向けて加速する。私は誇りをもって、近々8月から12月まで毎週試合で満たされるだろうと宣言する!