2013年 CIMBクラシック

タイのアフィバーンラト、PGAツアー初制覇を射程

2013/10/27 08:43
首位と1打差につけ、米ツアー初制覇を目指すアフィバーンラト

タイのキラデク・アフィバーンラトが「CIMBクラシック」最終日、首位タイのクリス・ストラウドライアン・ムーアとの1打差を追い、これまでの上り調子のキャリアの中でも最も大切な18ホールを迎えることになった。

現時点でアジアンツアーの賞金ランクトップに立つアフィバーンラトは、同26日にクアラルンプールG&CC西コースで開催された同大会第3ラウンドで、ホールアウト後に、13番でボールが動いたことをビデオでチェックされる場面があったものの、3アンダー「69」をマークした。

結局、13番でペナルティを受けずに済んだ24歳のアフィバーンラトは、アジアンツアーとPGAツアー共催の賞金総額700万ドルを誇るこの大会で、キャリア最高の優勝と、3月に勝利した「マレーシア・オープン」に続く同じコースでの年間2勝目に王手をかけた。

「自分のプレーに満足している。前半で3日間続けて良いスタートを切ることができた。後半はちょっと苦戦したけどね。3ラウンドともバックナインは不安定なゴルフだった。でも昨日はパッティングの練習に取り組んだから、それが良かったと思う。今日は3アンダーで回れたし、最終日に(トップに)追いつける位置にいれて良かったよ」とアフィバーンラトは、スタートから10ホールを3バーディ、1イーグルで回ったものの、14番でダブルボギーを叩いたこの日のゴルフを振り返った。

また、PGAツアー初勝利を狙うストラウドは、「68」で回り通算12アンダー204。ツアー3勝目を目指す「69」を記録したムーアとともにトップタイに浮上した。

さらに、ゲイリー・ウッドランド(米)が「67」をマークし、アフィバーンラトとともに3位タイ、ベテランのジェリー・ケリーは「66」と会心のゴルフを披露し、トップと2打差の5位につけている。

優勝すると、アフィバーンラトは126万ドルの賞金を手にし、向こう3年間のPGAツアーシード権と、来年の「マスターズ」に加え招待試合の出場権を手にする。最終日については「自分のゴルフをするだけ。普段通りにプレーするよ。トップを視野に入れてプレーするつもりはない。スコアを気にすると、スコアメイクするのが厳しくなるからね。とにかく最終日を楽しむことに専念するよ」と話した。

そして、「自分にプレッシャーをかけるつもりはない。言った通り、良いゴルフをして楽しむだけだよ」と続けた。

また、最終日は最終組の前で回るアフィバーンラトは、13番のことについて次のように弁明した。「ボールにマークをつけていて、いつも僕はスタンスの真ん中にボールを置くんだ。(13番のセカンドショットで)アドレスする際、最初はピンしか見ていなかった。で、ボールを見た時に、スタンスの真ん中にマークがなかったんだ。だからボールが動いたと思った。それからオフィシャルを呼んだ。ボールが動く前にクラブを地面につけていないことは確かだよ。だから罰則はないはずなんだ」。

一方、トップタイに浮上したムーアは、前半を「31」で回ったものの、後半は12番から16番までの5ホールで4ボギーと苦戦。「別の日にプレーしているようだった。前半はパットが決まり、たくさんバーディが獲れて好調だったけど、その後が良くなかったね」と振り返った。

「今週は、見ての通り良いゴルフができていると思う。この2日間は少し波があるけど、今の調子のままプレーできればと前向きにとらえている」。

ムーアと首位タイに立ったストラウドは、上位陣が難しいバックナインで苦戦する中、5番から4連続バーディとし優勝にあと一歩。「耐えることができた。ウェッジを手にすることが多かったのは、フェアウェイを捉えないとパーを取るのが難しくなるから。明日の目標はフェアウェイキープだね」と話した。

前日トップのキーガン・ブラッドリーは、「76」を叩きトップタイと3打差、世界ランク3位のフィル・ミケルソンは今週自身ベストとなる「68」で、チェ・キョンジュ(韓)とともに5打差の11位タイに浮上している。

アジアンツアーの名誉会員になっているPGAツアー通算8勝のキョンジュは、17番でラフから池ポチャしてダブルボギーを叩いたものの「70」でラウンド。「良いラウンドだったけど、17番が痛かった。もう1日あるから(トップに)追いつきたいね。ラフから池に入れたけど、それも運。(ボールが)ピンに向かっていると思ったんだ。もし、あのホールをバーディにしていたらもっと上位にいたはず。3ストローク違うんだからね」と17番ホールを悔やんでいた。

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