2013年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ

トンチャイ、逆転へのシナリオを書き上げる

2013/09/08 08:39

クランス・モンタナ、スイス 9月7日

タイのトンチャイ・ジェイディが、オメガ・ヨーロピアン・マスターズの土曜日、第3ラウンドを1アンダーの70で回り、最終日での逆転準備を整えた。

比類無い3度のアジアンツアー賞金王に輝くなど、数々の栄光に彩られたタイのスターは、欧州の地で2度目の優勝チャンスを掴むために、上位との差を詰める積極的なゲームプランが必要だ。

「明日はピンを果敢に攻めて、なるべくトップに迫りたい」と、3日目を通算6アンダーの207で終えたトンチャイは語った。

トンチャイは、序盤5ホールで3バーディを奪う好スタートで、前半を33で折り返した。

けれども、10番、13番、17番でこの貯金を使い果たし、最終18番でようやく待ちに待ったバーディが訪れた。

「前半は無駄の無いプレーが出来ていたけど、バックナインのいくつかのホールで苦しんだ。ここのピンポジションは本当にやっかいだ」と、アジアンツアー13勝を誇る男は振り返った。

「うまくやるためには、自分自身のゲームプランを忠実にこなすことが大切だ。風の向きによって、ここではドライバーを使う必要は無く、時には3番ウッドや5番ウッドで十分な時がある」とトンチャイは続けた。

トンチャイは、クランス・モンタナで開催されている賞金総額210万ユーロ、約280万ドルのビッグイベントで、タイ勢の先頭を走り続ける。一方で、パリヤ・ジュンハサヴァスディクル(72)、キラデク・アフィバーンラト(74)、チャプチャイ・ニラト(70)の3人は、順位を上げることができなかった。

オメガ・ヨーロピアン・マスターズはヨーロッパで開催される唯一のアジアンツアーと欧州ツアーの共催試合で、アジアンツアー後半戦の幕開けを告げる試合だ。

2013年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ