アマ・その他ツアー

「雲の上の存在」吉田優利が宮里藍以来の2冠達成

2018/08/17 18:31
アメリカで活躍するのが夢だという吉田優利が2冠を達成した

日本ジュニアゴルフ選手権競技 女子 15~17歳の部 最終日(17日)◇霞ヶ関カンツリー倶楽部東コース(埼玉県)◇6456yd(パー71)

首位から出た吉田優利(千葉・麗澤高3年)が、5バーディ2ボギーの「68」で回り、通算8アンダーで栄冠を手にした。「少し緊張したが『日本女子アマ』での経験が役に立った」と、2003年の宮里藍以来となる同一年度の「日本女子アマ」との2冠達成に安堵の表情を見せた。

「後半が勝負だと思っていたし、マネジメントに頭をフル回転させた」と得意な距離を残す戦略で、14番(パー5)、15番、17番と10cmにつけてバーディ。「常に将来を見据えてプレーをしているが、今回は目の前の結果が欲しかった。勝てて嬉しい」と振り返った。

米ツアー9勝など女子ゴルフ界を牽引し昨年引退した宮里さんについて「会ったことはないが、雲の上の存在過ぎて想像もつかない。ゴルフをやっていない人も知っている偉大な人」と敬意。2000年生まれの18歳は大先輩に負けじと「ゆくゆくはアメリカでプレーしたい」と目標を語った。(埼玉県川越市/柴田雄平)