GDOアマ全国大会優勝の4人組 勝因は「あうんの呼吸」
ゴルフダイジェスト・オンラインが主催する「GDOアマチュアゴルフトーナメント チームスクランブル戦」の全国大会が19日(月)、静岡県の川奈ホテルゴルフコース富士コースで行われ、チーム“TMMK54”(大山和則さん、飯島辰雄さん、千葉実さん、森田正浩さん)が15アンダーの「57」をマークし見事栄冠を手にした。
インからスタートしたTMMK54は、スタート直後からの6連続バーディを含む7アンダーでハーフターン。後半も失速することなく3番(パー5)ではイーグルを奪取するなどさらに8つ伸ばし、通算15アンダーを叩き出した。茨城県在住のゴルフ仲間で平均年齢は55歳。チーム名は年齢ではなく、4人の名前の頭文字と、目標スコアにしている全ホールバーディのスコア「54」からとったという。
もともと個人戦の競技ゴルフに出場している4人で、出会いも「競技」を通じてだった。キャプテンの大山さんは、2003年の「関東アマ」で2位になったこともあるほどの実力者。いつしか4人でチーム戦に出場するようになり、家族ぐるみの付き合いにまで発展した現在は「あうんの呼吸で分かり合える仲」だ。
チームスクランブル戦で、4人の呼吸はスコアメークのカギを握る。それぞれの得意なショットを熟知しているTMMK54は、役割分担や打順の決定もスムーズで、グリーン上ではファーストパットを打つメンバーを固定して、続く3人にラインを見せていた。結果、プロでも難解な川奈のコーライグリーンをパット数「22」で攻略。4人は「パターの調子がよかった」と口をそろえて自慢のチームワークに胸を張った。
昨年大会も全国大会まで勝ち進んだが、4位という結果に終わり、悔しい思いを胸に一年を過ごした。目標スコア「54」には届かなかったが、「雪辱は果たせたな」と、4人は笑顔で勝利を分かち合った。(編集部・柴田雄平)