第四回「日本プロゴルフ殿堂」入り3人が発表
第四回「日本プロゴルフ殿堂」顕彰者の発表が14日、都内で行われ、橘田規(きった・ただし/2003年に68歳で死去)、杉本英世(すぎもと・ひでよ)、大迫たつ子(おおさこ・たつこ)の3人が選考された。顕彰式は来年2月19日に行われる。
橘田と杉本はツアー制度施行前の1972年以前に活躍した『レジェンド部門』、大迫は73年以降に活躍した『プレーヤー部門』での選考。殿堂入り顕彰者は12年の第一回から合わせて21人となった。
3人の選考理由(発表原文)と主な実績は以下の通り。
■ 橘田規(きった・ただし) 1934年4月20日 兵庫県生まれ
【選考理由】
25歳の時に日本初の留学生プロとして米国に渡り、国際交流に貢献。米国でジャック・バークに学んだ水平打法は小柄な日本人でも飛距離を出せるスイングとして一世を風靡し、ゴルフ界の発展に寄与した。プレーヤーとしても数々のビッグタイトルを獲得。日本を代表する存在として歴史に名を残している。
【主な戦績】
国内21勝、海外1勝、国内シニア4勝
【代表歴】
ワールドカップ(1961~65年)
■ 杉本英世(すぎもと・ひでよ) 1938年2月16日 静岡県生まれ
【選考理由】
パワーゴルフの時代を拓き、日本選手初の米ツアーライセンスを獲得するなど、常に先駆けとして歩んできた功績は大きい。和製ビッグ3の一員として多くのファンの目をトーナメントに向けさせた実績も高く評価される。また、「アメリカン打法」など数々の新しい理論を提案し、レッスンの分野でも世のゴルファーの絶大な支持を得た。
【主な戦績】
国内14勝、海外3勝
【代表歴】
ワールドカップ(1965~67年)
■ 大迫たつ子(おおさこ・たつこ) 1952年1月8日 宮崎県生まれ
【選考理由】
「打倒・樋口」という合言葉があった時代、その筆頭格として奮戦し、女子プロゴルフ界を盛り上げた功績は計り知れない。小柄ながらも飛距離と数多くの技量を持ち合わせ、勝負師として抜群の存在感を誇った。通算45勝、賞金女王3度と実績は十分。女子プロゴルフを語る上で、欠かすことのできない偉大な存在である。
【主な戦績】
国内45勝、賞金女王3回(1977、80、87年)