岡山絵里「ガンガン行く」、安定感追求の松原由美
長野県にある軽井沢72東で行われている「世界女子アマチュアチーム選手権」の3日目を終え、日本チームは通算17アンダーで首位・カナダとは6打差3位につけている。
前日は、チーム全体で12アンダーをマークしたが、この日は5アンダーとやや足踏みを強いられた。岡山絵里は4バーディ2ボギーの「70」、松原由美は5バーディ1ボギー1ダブルボギーで同じく「70」。3アンダーの勝みなみと合わせて5アンダーをマークしたが、同組で回った首位カナダは9アンダー、2位韓国は10アンダーと着実に伸ばし、カナダとの差は2日目終了時の2打から広がった。
「みんなもっと伸ばせたらと思っていると思うけど、5つ伸ばせたのは明日につながる。今日はバーディパットが難しい位置についてしまい、なかなか決まらずストレスがたまるラウンドだった」と岡山は唇を噛んだ。
連日、チームの1番手としてスタートし「伸ばしていかないといけない」と、チーム最年長の18歳としての責任も感じながらラウンドを続けている。それでもショットは好感触を維持しており、「明日はガンガン行くつもり。ワクワクします」と最終日を前に頼もしい言葉を残した。
一方の松原も「ショットは散らばっていたけど、ラッキーなチップインがあったり、アプローチ、パターでうまくしのげた。バーディパットもそれなりに入っている」と臆する様子は感じられない。
自らの課題に挙げたのは“安定感”だ。カナダや韓国、オーストラリアの選手を見れば「真っ直ぐ打って、ピンに寄せて、パットを入れる。大叩きしないゴルフ」とその目に映る。この日は14番で2打目を木に当ててダブルボギーとしただけに「自分に足りないところです」と、しっかりと心に刻んだ。
攻める姿勢を忘れないように心がける岡山と、大叩きしないゴルフを目指す松原。対照的な2人だが、チームとして見据えるのは同じゴールだ。(長野県軽井沢町/今岡涼太)