ウィルソンVSスポルディング訴訟

2002/02/27 09:00
ジャパンゴルフフェアでも実験を披露したウィルソン

今年のPGAマーチャンダイスショー(米国)でウィルソンが華々しく発表した新製品「トゥルー・ツアー」が訴訟問題にまで発展した。スポルディングによると、ウィルソンの新製品が主張している「他のボールに比べて真っ直ぐに転がる」という宣伝は誇大広告で、スポルディング社の「ストラータ・アルティメイト2」を侮辱したとしている。

ウィルソンの新製品の広告では「トゥルー・ツアー」はボールの重心がちゃんと中心に位置しており、何度もパッティングテストを行っても曲がらない、しかし他社のボールは3個に1つの割合で重心が微妙にずれており、たとえ真っ直ぐ打っても曲がってしまうと主張した。しかしスポルディング社はこの広告の手法を「インチキなテストで消費者を騙すやり方」と全面的に批判している。