石川遼は悔しい敗北… 2日目にリベンジを誓う!/ロイヤルトロフィー初日
アジア選抜の代表として、初めて大きな国際競技の舞台に立った石川遼。「ロイヤルトロフィー」初日、アジア選抜は3勝1敗と勝ち越してリードを奪う幸先の良いスタートを切ったが、石川にとってはホロ苦い初日となった。この日は、1個のボールを2人で打ち合うフォアサム形式。谷口徹とともにトップスタートの重責を担うことになった石川だったが、「今日は無駄な力が入りすぎていて、ドライバーがブレていました。これまで経験したことがないような緊張もありましたし、気合が空回りしていました」と、ショットの精度に乱れが生じる。
奇数ホールのティショットを担当する石川は、スタートホールの1番で放ったオープニングショットが右ラフへ。このホールは欧州選抜と分けたが、続く2番パー4では2打目をグリーン右へ大きく外すなどし、欧州選抜に早々とリードを奪われてしまう。その後は流れを引き戻して接戦を演じつけていたが、「終盤に入ってから、バーディチャンスを活かし切れなかった。勝負どころでパットが決まらなかった」と、2UPのリードを許した状態で17番ホールを終了。最終18番を残して敗北が決定してしまった。
開口一番、「負けてしまったのは僕たちだけでしたね」と無念の表情の石川。谷口ともども、自らのプレー、チームプレーの両方で十分な噛み合いを披露できなかった。「こういう日もあるとは思いますけど、それが今日だったことが悔しいです」と、悔しさを露にしていた。明日もダブルス戦で、再び谷口とトップスタートを担当する。「練習場では調子が良いので、明日は今日のようにならないよう、冷静な気持ちでプレーしたいです。チームのために頑張りたいです」。チームは絶好のスタートを切ったが、やはり自身のプレーが不本意ならば喜びも半減するはず。明日は自らの活躍でチームを牽引し、心から喜びを分かち合いたいところだ。